トレードがうわさされるLBクロウニーがドルフィンズと面談
2019年08月28日(水) 12:53ジェイデビオン・クロウニーの状況にまた大きな変化が現れた。
ヒューストン・テキサンズがフランチャイズタグをつけたパスラッシャーのクロウニーにトレードに向けた風が吹く中、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは情報筋の話を元に、クロウニーがマイアミ・ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)であるブライアン・フローレスを始めとするチーム幹部らと面談したと伝えた。
ドルフィンズはクロウニーのトレード先候補の一つとして見られてきた。しかしながら、クロウニーがフランチャイズタグにサインするまでは、トレードは不可能だ。
クロウニーのような選手のトレードは、徹底した再建の過程にあるように見えるドルフィンズにとって興味深い動きになるだろう。しかしながら、そこにはトレードに使えるだけの余剰のドラフトピックがドルフィンズにあるかどうかが関係してくる。ドルフィンズの手元にあるのは2巡目に2つ、3巡目、4巡目、6巡目、7巡目の各ピックだ。
さらに状況を読めなくするのは、NFLネットワークのトム・ペリセロとマイク・ガラフォロが情報筋の話を元に火曜日に伝えたように、クロウニーが最近になって長年エージェントを務めてきたバス・クックを解雇したことだ。
ペリセロによればクロウニーは5日以上前にクックに解雇通知を送ったとのことで、今は新しいエージェントとサインできる。
当初、今週はテキサンズに合流すると見られていたクロウニーだが、今やタイムラインに関しては混乱をきわめているように見える。
クロウニーがヒューストンに現れてテンダーにサインしない限り、トレードはない。また、チームに合流しないことでクロウニーには罰金も科される。長期契約を結ぶための期限である7月15日を過ぎているため、クロウニーはテキサンズと、そして他のどのチームとも複数年契約を結ぶことはできない。それは今季のドルフィンズでも同じことだが、1年のテンダーを脱するために交渉することは可能だ。
ガラフォロが指摘するように、クロウニーが受け取るアドバイスが、2019年の未来を決めるかもしれない。
ヘッドコーチ(HC)のビル・オブライエンはトレーニングキャンプを通じてクロウニーの状況について口を閉ざしており、今週に入ってからは行動を起こすのはクロウニー側からの状態だと述べている。
ドルフィンズのクロウニーに対する動きが明らかになった今、ボールは本当にクロウニー側のコートにあるのだろう。クロウニーがついにテンダーにサインしたとき、引き金が引かれるはずだ。
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