ニュース

QBカーに深いパスを増やしてほしいとレイダースHC

2019年08月29日(木) 12:10

オークランド・レイダースのデレック・カー【AP Photo/Charlie Riedel】

オークランド・レイダースのヘッドコーチ(HC)ジョン・グルーデンは深く切り込む機会をクオーターバック(QB)デレック・カーに増やしてほしいと願っている。

「レシーバーたちが優れていればいるほど、アグレッシブになれる。そして、ラインが優れていれば、より縦方向のショットが出せる。われわれのラインは良くなっていると思っている。われわれのアウトサイドも良くなっていると思う。そうであれば、もっとショットが出せる。私はそう願っている」とグルーデンHCは『The Athletic(ジ・アスレチック)』に語った。

すべてがプラン通りに行けば、カーは他の選手に混ざってレイダースの新たな才能であるアントニオ・ブラウンやタイレル・ウイリアムスに深いパスを投げることになるだろう。

そして、実際にダウンフィールドへのパスが成功するかどうかはそれほど重要ではないようだ。

グルーデンHCはパスインターフェアに関するNFLの新ルールに触れつつ「フィールド奥へボールを投げる必要がある。それがインコンプリートでもキャッチできても、常にニューヨークでリベロン(審判部門上級副社長)に挑み、彼がどう考えているのかを見ることになる。今年は非常に主観的なコールになるだろうが、われわれはよりアグレッシブに行こうと挑戦している」と話した。

レイダースがそういったパスを投げると決めるのなら、カーが距離の短いプレーを好んでキャリアハイのパス成功率(68.9%)、ヤード(4,049ヤード)を記録した昨年とは方向転換することになる。

チームにとって朗報なのは、ロングパスを繰り出すときのカーがその熟練ぶりを証明済みであることだ。『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』によれば、カーは2018年にディープパス(ディフェンス側に20ヤード以上)において最も正確な選手だったという。

【A】