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ついに先発QBを決めたレッドスキンズHCグルーデン、コルト・マッコイに託す

2019年10月05日(土) 10:08

ワシントン・レッドスキンズのコルト・マッコイ【AP Photo/Matt Rourke】

ワシントン・レッドスキンズのヘッドコーチ(HC)を務めるジェイ・グルーデンがついに現地6日(日)に控えたニューイングランド・ペイトリオッツ戦の先発クオーターバック(QB)を明らかにした。

オフェンス陣を率いることになったのはコルト・マッコイだ。

何度か後退を強いられた足の骨折から長い回復プロセスを歩んできたマッコイが健康であることを証明できれば、グルーデンHCがマッコイを起用する可能性は高いと見られていたため、今回の判断にさほど驚く者はいないだろう。マッコイは今週、練習に復帰していた。

ペイトリオッツ戦に向けて先発QBを指名せずにきたグルーデンHCはこの1週間、マッコイ、ケイス・キーナム、新人のドゥエイン・ハスキンズの3人ともに先発する可能性があると主張してきた。しかしながら、マッコイの先発を公表したグルーデンHCは「随分前に」決断していたと明かしたのだ。

つまり、マッコイがシーズン開幕から健康であればキーナムではなくマッコイがシーズン第1週から先発していた可能性もあるということだろう。

マッコイの状態に問題がなければ開幕から先発していたかと問われたグルーデンHCは「トレーニングキャンプで彼があまり健康でないことは分かっていたし、だからこそ彼に回復してもらい、足にその強さと自信を取り戻してもらうことにしたのだ」とコメントした。

マッコイはグルーデンのシステムで最も経験を積んだクオーターバックだ。グルーデンがヘッドコーチに就任した2014年シーズンに時同じくしてワシントンにやって来たマッコイは4試合に先発し、以降は昨年の2回の先発にとどまっているが、ポジティブな点を挙げるとすれば、対ペイトリオッツに関してはクリーブランド・ブラウンズに所属していた2010年に34対14で勝利しており、1勝0敗の成績を残している。

グルーデンHCは先発を指名するにあたり、マッコイが6年間にわたって自らのシステムに慣れ親しんできたことを強調した。

「その意味は大きい。どのコーチに聞いてもそう言うと思うが、クオーターバックが自分のシステムを知っているかどうかが非常に重要だ。そうでなければ自分のシステムを変えなければならず、クオーターバックに理解させる必要がある。どんなクオーターバックであれ言い訳はできない。3人ともシステムは分かっていると思うが、それでも、コルトはその中で最も経験を積んでいる。とても慣れ親しんでいるのだ。ただ、どうなるかは分からない。彼にとっては良いテストになるだろう。昨年のフィラデルフィア以来、生のラッシュを経験していない。今回が彼にとって最大の試練になるだろうと私は思っている」

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