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解雇された弟に“このクラブへようこそ”とジョン・グルーデンHC

2019年10月09日(水) 16:11

ジョン(左)とジェイ(右)のグルーデン兄弟【AP Photo, File】

疎密はあれど、グルーデン兄弟は一緒にやってきた。しかし、べったりとくっつき過ぎることはなかった。

弟であるジェイ・グルーデンがワシントン・レッドスキンズのヘッドコーチ(HC)を解任されてから1日、オークランド・レイダースのジョン・グルーデンHCはレポーターらから自身の陣営に弟が加わる可能性を問われた。それについて熟考することはなかったものの、ジョンは弟のために悲しみを示している。

「当然、弟のことはとても落胆している。長い夜だった。この二晩は。彼は懸命に働いた。弟にたくさんの敬意を受けた。もちろん、彼が解雇されて私は落ち込んでいる」

「しかし、父も解雇された。私もだ。ジェイも解雇された。だから、このクラブへようこそ兄弟、という感じさ」

最後にジョン・グルーデンがNFLチームのHC職を解かれたのは、チームとの7年目である2008年シーズンが終了した後のタンパベイ・バッカニアーズでのことだった。ジョンはすぐに仕事を見つけ、『ESPN』でマンデーナイトフットボールのアナリストを務めた後、レイダースと10年契約を結んでいる。

だが、ジェイがこれほどの重職を担ったのは初めてのことだった。

ジェイが今季残るシーズンでオークランドに向かい、ジョンの傘下に入るかは分からないが、可能性は低そうだ。一つには、レイダースにはすでにベテランのオフェンシブスタッフがそろっている。また、『The Washington Post(ワシントン・ポスト)』が現地7日(月)に、ジェイが“今季は再び仕事をするプランはない”と伝えたこともある。

グルーデン兄弟が共に働いていた状況といえば、ジェイがAFLのオーランド・プレデターズのHCを務める傍ら、ジョン率いるバッカニアーズのオフェンシブアシスタントとして仕事をしていた2008年までさかのぼる。

その気になれば、ジェイにはその他のHCたちとのつながりもある。ロサンゼルス・ラムズのショーン・マクベイHCは、ワシントンD.C.で3シーズンにわたってグルーデンの攻撃コーディネーター(OC)を務めていた。ミネソタ・バイキングスHCのマイク・ジマーは、ジェイがシンシナティ・ベンガルズのOCだった2011年から2013年にベンガルズの守備コーディネーターだった人物だ。

ジェイにはリーグの上層部に友人と家族がいる。今年のうちに現場に戻ってくるかは別として、長きにわたって仕事がない状態が続くことはないだろう。

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