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WRグリーンがトレードされたらベンガルズは「崩壊」するとカークパトリック

2019年10月10日(木) 00:00

シンシナティ・ベンガルズのA.J.グリーン【AP Photo/Bryan Woolston】

0勝5敗という暗いスタートを切ったシンシナティ・ベンガルズ。プレーオフ出場権を得られる希望はあまりに小さく、かすかな光でさえもブラックホールに吸い込まれてしまいそうだ。チーム幹部は未来の立て直しに力を入れ始め、トレードのうわさなどが渦巻き始めることになるだろう。

現地10月29日(火)のトレード期限が近づくにつれて、注目されること間違いなしなのが、ワイドレシーバー(WR)のA.J.グリーンだ。彼は足首のけがによって7月から休養しており、今シーズンはまだ試合に出ていない。契約は今年が最終年だ。グリーンを差し出せば、ベンガルズは相応の見返りを手に入れることができるかもしれない。

グリーンというスターを健康な状態でトレードに出せば、チームの将来のプレーにとってプラスになる可能性はある。だが、今いる選手たちはベンガルズが彼らのベストプレーヤーをトレードしないよう願っている。

「みんなが何の話をしているかは分かっている。A.J.の話だろ」と『The Athletic(ジ・アスレチック)』のポール・デーナーからトレード話について聞かれたコーナーバック(CB)のドレイ・カークパトリックは述べた。「言っておくが、そいつはしない方がいい。以上だ。そんなことはするべきじゃない」

もしベンガルズがグリーンをトレードした場合、何が起こるかについてカークパトリックは感情的に表現した。

「そうなったら崩壊するだろうな」と彼は述べた。「しちゃダメだ。絶対にダメだ。あいつは俺たちチームのベストプレーヤーだぜ。まだフィールドに出てもいない。だから、俺たちの力、チームの本来の様子もまだ分かっちゃいないんだ。そんなことはさせられない。させやしない・・・俺は何よりも最初にチームプレーヤーだ。周りのやつらと一緒になってプレーしている。彼が出ていってしまったら、俺の気分はだだ下がりだぜ」

グリーンをトレードするかどうかはベンガルズ幹部が次の数週間で吟味すべきデリケートな問題となる。また、グリーンが自身の将来についてどう感じるかも考慮に入れなければならないだろう。彼は先頃、1つのフランチャイズで栄枯盛衰を共にしたアリゾナ・カーディナルスのラリー・フィッツジェラルドを称賛した。

グリーンもフィッツジェラルドと同じようなキャリアをたどるのか、それともベンガルズがベストプレーヤーをトレードして未来のためにギャンブルに出るのか。

ハロウィーン前にははっきりするだろう。

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