レイダースLBバーフィクトの出場停止処分は変わらず
2019年10月10日(木) 10:44ラインバッカー(LB)ボンタゼ・バーフィクトの今季末までの出場停止処分はそのまま留め置かれることになったとNFLが現地9日(水)に発表した。
NFLとNFLPA(NFL選手会)が任命した上訴担当官のデリック・ブルックスが、インディアナポリス・コルツのジャック・ドイルにヘルメット同士のヒットを加えたバーフィクトに対する出場停止処分を支持している。
ブルックスの裁定によってバーフィクトに対する処罰は変わらず、今季残る試合と、オークランド・レイダースがポストシーズンに進んだ場合はそこでもプレーすることができない。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは、通常の手順としてブルックスが来る数日で自身の決定を説明する文書を送ると報じた。
バーフィクトは当初、9月30日にドイルへのヒットで出場停止処分を科され、後にランニングバック(RB)ナイヒーム・ハインズに対するルール違反のヒットも取り沙汰されている。バーフィクトのレイダース初年度はこれで幕を閉じた。バーフィクトはチームキャプテンであり、先発LBとして今季4試合でタックル18回を記録している。日曜日のシカゴ・ベアーズ戦を欠場して上訴を行ったバーフィクトだったが、今季にレイダースに再び合流する望みは絶たれた。
シンシナティ・ベンガルズで7シーズンを過ごしたバーフィクトは、レイダースで8年目を迎えていた。NFLのフットボール運営部門副社長のジョン・ラニアンが当初発行した声明によれば、ロースターの変化とは関係なく、バーフィクトのこれまでの違反の傾向が重く捉えられて今回の処分に至ったという。
「このプレーには軽減につながる状況がなかった」とラニアンはバーフィクトに当てた文書で述べていた。
「あなたの接触は不必要で目に余るものであり、避けるべきだった。あなたのアクションに対しペナルティが科され、この試合で失格となっている」
「過去のルール違反を受け、あなたは私とそれぞれの共同選任上訴担当官から、将来的な違反においては責任がより重大になると警告されていた。しかしながら、あなたはあなた自身と競争相手を不必要なリスクから守るためのルールに甚だしく抵触した」
「今回、責任を果たすための措置を決定する上で、あなたの甚だしいルール違反歴が要因となっている」
バーフィクトがそのキャリアにおいて出場停止処分を受けるのはこれで4回目であり、うち3回がフィールド上の違反に対するものだった。また、これまでに7度の罰金処分が科されている。
【A】