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レイブンズQBジャクソンがデュアルスレットの記録を達成

2019年10月15日(火) 11:11

ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【AP Foto/Nick Wass】

再び素晴らしいパフォーマンスを発揮したクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンが、23対17でボルティモア・レイブンズが勝利したシンシナティ・ベンガルズ戦でNFLに一つの歴史を刻んだ。

レイブンズのQBであるジャクソンはパスで236ヤード、ランで152ヤードを稼ぎ、タッチダウン1回に成功。この試合によって、ジャクソンはレギュラーシーズンの1試合で150ヤード以上を走り、200ヤード以上をパスで記録したNFL史上初めてのプレーヤーとなった。

腕と足で敵ディフェンス陣を負かすことのできるジャクソンの能力が、この試合で違いを生み出している。

ベンガルズのヘッドコーチ(HC)であるザック・テイラーは「ディフェンスにとっては最もフラストレーションを感じる部分だ。プレーはカバーされるものだが、彼は一流のアスリートだ。彼は私が見てきた中でも稀有な人物の一人。ちょっとした動きで、彼は30ヤード先に行ってしまう」と『ESPN』に語った。

ジャクソンがとりわけデンジャラスだったのが試合の前半だ。1991年以来、試合前半で100ヤード以上を走ったQBはジャクソンで3人目を数える。2013年第8週に当時オークランド・レイダースQBのテレル・プライアーが108ヤード、2006年第12週に当時アトランタ・ファルコンズQBのマイケル・ビックが127ヤードをマークした。 

また、スーパーボウル時代に入ってから1試合で150ヤード以上を走ったのはジャクソンが3人目であり、他にはコリン・キャパニック(2014年第16週)やビック(2006年第12週と2002年第13週)が同じ記録を残した。

レイブンズのセーフティ(S)アール・トーマスは「彼は信じられないくらい素晴らしい。当たり前だなんて思えないことさ。とにかく特別なんだ。毎日見られるようなものじゃない。俺たちは彼に、それを必要としている」とコメントしている。

スーパーボウル時代にジャクソン(3回)よりも100ラッシングヤード以上をマークした試合が多いQBはビック(10回)とラッセル・ウィルソン(4回)だけだ。

ジャクソンはビックが2006年に記録した1シーズンにおけるQBのラッシングヤード記録(1,039ヤード)を上回るペースできている。ジャクソンの試合平均ラッシングヤードは76.6であり(ビックは64.9)、16試合では1,225.7ヤードをマークするペースだ。

レイブンズのヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーはジャクソンについて「記録を打ち立てたりといったことは、今われわれが考えていることではない。だが、いつかそれが彼にとって意味を持つ時があるだろう」と話している。

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