フォールズ復帰を「心配しない」ジャガーズQBミンシュー
2019年10月31日(木) 00:36ニック・フォールズを巡り、ジャクソンビル・ジャガーズは間もなく山場を迎えることになる。高給取りのベテランクォーターバック(QB)は第11週にもIRリスト(負傷者リスト)を外れて復帰可能な状態だ。
一方、ルーキーQBのガードナー・ミンシューは引き続き“ミンシューマニア”を沸かせたいと考えている。
現地30日(水)に『NFL Network(NFLネットワーク)』の“Good Morning Football(グッド・モーニング・フットボール)”に出演したミンシューは、フォールズがけがから復帰した後の上の判断については心配していないと語った。
「それは俺が今気にしたってしょうがないことだ」と彼は述べた。「どんなに実力が発展途上のやつだって、フィールドに出てチームの勝利に貢献したいと願うのは当然さ。そこに疑問の余地はない。でも結局のところ、俺たちはただ勝ちたいんだ。そのためにやらなきゃならないことがあるんなら何だってやる」
ミンシューは、フォールズが今季1戦目にたった10プレーで鎖骨を折って退場した後、突然ラインアップの中に放りこまれた。
「クレイジーだったよ」と何の前触れもなく先発入りを告げられたルーキーは振り返った。「そのうちプレーするチャンスが来るだろうとは思っていた。でも、まさかあんなふうに最初の試合の第1クオーターでやってくるとは思わなかった。俺としては自分の仕事をやろうとしてきた。一生懸命努力している人は大勢いる」
ドラフト6巡指名のミンシューは今季好印象を残している。ポケットでは冷静さを、フィールドの全レベルで正確さを示し、ダウンフィールドのターゲットから目を離さずにプレーを引き延ばす希少な能力を示している。8試合(先発7回)でミンシューのタッチダウン/インターセプト比率は13:2となっており、これはNFLで4位の成績だ。
11月3日(日)のロンドンで、ミンシューは彼が先発として初めて対戦したチームと再び向き合うことになる――ディビジョンで順位を争うヒューストン・テキサンズだ。1回目の対戦ではミンシューが反撃のドライブを指揮した。ジャガーズは2ポイントコンバージョンを狙ったが、惜しくも1点差で敗れている。
ヒューストンとの初対戦時よりも自分が選手として成長したことをミンシューは知っている。
「一番大きいのは味方のオフェンスにすっかりなじんだことだ」と彼は述べた。「(俺は)すごく広い視野を持てるようになった。ディフェンスが何をしようとしているのかが分かるようになってきたんだ。戻ってきてフィルムを見るとすごくワクワクする。2回戦では、彼らを攻撃するいいプランがある」
ロンドンでのゲームを終えた後、関心は復帰が可能になったフォールズの扱いと、ジャガーズがミンシューマニアに冷や水を浴びせるのかどうかに集まるだろう。
ベンチに下がるかどうかにかかわらず、ミンシューは自分がNFLの先発QBとしてやっていける力を証明したと考えている。
「そりゃまあ、今現在そうだからね」と彼は軽く笑って答えた。「長いことそうなる――と期待している。まあ見ていてよ」
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