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レッドスキンズHCキャラハン、先発QBは保留

2019年11月06日(水) 11:51


ワシントン・レッドスキンズのドゥエイン・ハスキンズ【AP Photo/Bruce Kluckhohn】

シーズンが第9週まで進み、新人クオーターバック(QB)ドウェイン・ハスキンズがワシントン・レッドスキンズで初めて先発する機会を得た。

試合は決して素晴らしいものではなかったが、ひどい内容でもなかった。

それにもかかわらず、レッドスキンズの暫定ヘッドコーチ(HC)であるビル・キャラハンは2019年ドラフト全体15位指名のハスキンズを今後の先発として名指しする構えではない。少なくとも、今のところは。キャラハンHCは現地4日(月)、日曜日の敗戦後に示したスタンスを繰り返し述べている。

「彼と私はこの岐路にあってまだ何も決めていない。したがって、われわれには時間があることから、それについては時間をかけてさまざまなことを検討するつもりだ。このバイウイークを使って振り返り、いろいろなことを見てみる。それが今週の姿勢だ」

1勝8敗と、すでに今季は失われたような状況になっていることを踏まえれば特に、なぜハスキンズをチームのナンバー1QBに指名しないのかについて、キャラハンHCは多くの質問を受けた。

それに対し、キャラハンHCは「私はただ、今週に時間をかけたいということを明らかにしておきたい」と繰り返し、次のように続けている。

「バイウイークには振り返って評価し、自分たち自身を見つめる時間がある。自分を見つめ、評価し、人事評価をする時間がね。繰り返すが、私は当初に言った通り、時間をかけて次の月曜日に決断を下す」

日曜日にバッファロー・ビルズに敗れた試合で、ハスキンズはパス22回中15回成功(68%)、144ヤード、タッチダウン0回、インターセプト0回、パサーレーティング86.2、サック4回という数字を残した。ハスキンズは明らかに多くを求められていない試合できちんと仕事をしたと言える。24対9での敗戦でチームが行ったことはあまりなく、将来の殿堂入りが期待されるランニングバック(RB)エイドリアン・ピーターソンのみが攻撃面でのハイライトだった。

ハスキンズがベンチから出陣した過去2戦ではタッチダウン0回、インターセプト4回となっている。

実際、ビルズ戦ではケイス・キーナムがプレーできないと明らかになるまで、キャラハンHCが先発としてハスキンズを指名することはなかった。

前HCのジェイ・グルーデンはハスキンズをスターターとして指名する前に解雇されている。グルーデン元HCが選んだのはキーナムとコルト・マッコイだった。

将来のフランチャイズQBとなることを期待して獲得されたハスキンズは確かに、圧倒的な才能の輝きを見せてはいない。しかし、フェアな見方をすれば、ハスキンズにはミスから学び、そこに取り組んでいくだけのフィールド上の時間が十分に与えられていないのだ。

シーズン第11週に対戦するのはレッドスキンズと同様に苦戦するニューヨーク・ジェッツであり、これは勝利の目があるゲームだと言える。それと同時に、これはルーキーがどれほど有望なのかを示すためにパーフェクトな機会でもある。

「われわれには時間があると思う。バイウイークなのでね・・・われわれは2週間プレーしない。だから、全ての情報を集めたい。多くのものを映像で確認し、自己探求に立ち戻り、時間をかけてわれわれがどこへ向かうかを、すなわちわれわれが進んでいく方向を決めたい」とキャラハンHCは語った。

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