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今季は自分より上がいると認めるカウボーイズRBエリオット

2019年11月08日(金) 00:40

ダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオット【AP Photo/Ron Jenkins】

今シーズンのプレーについてエゼキエル・エリオットは率直な自己評価をしており、今年は自分よりも良いプレーをしているランニングバック(RB)が何人かいると認めた。

自分がNFLでベストのRBだということを最近の試合で示せているかと『Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』に聞かれ、「そうとは言えないな」とエリオットは答えた。「今年は俺よりいいプレーをしているRBがいると思う・・・別にそれを気にしちゃいない。むしろ、少し闘志に火が付くかな。俺ももうちょっと頑張らなきゃいけないなと思う。それだけだ」

エリオットは今季に自分の前に躍り出た選手の具体的な名前は挙げなかったが、明らかな2人を選ぶとしたら、クリスチャン・マカフリーとダルヴィン・クックだろう。マカフリーは100キャリー以上の選手の中でアテンプト平均が5.3ヤードとRBのトップに立っており、1,244スクリメージヤード、881ラッシングヤード(NFLで2位)、そしてリーグ最高の13タッチダウンを持つMVP候補だ。一方のクックはラッシングヤード(894)でNFLをリードしており、スクリメージヤード(1,232)では2位、ラッシングタッチダウンは9回で、2019年のチームのスクリメージヤードで2番目に高い割合(34.3%)を占めている。

エリオットが長々と自分より上の選手の名を挙げることはなかったが、現地10日(日)に彼のダラス・カウボーイズが対戦するクックについては熱烈な称賛を送った。

「彼のスピード、ストレッチとカット、そして相手にミスをさせる能力」とエリオットは述べた。「彼は間違いなく特別だ」

エリオットのクック評は正確だ。ミネソタ・バイキングスのRBは芝の上ではロケットのようで、触れた瞬間に発進する。

今は自分をトップランナーだとは思っていないかもしれないが、エリオットはチャートのトップに返り咲こうとしている。

NFLでRBとして史上最高額の契約を手に入れたオフシーズンのホールドアウト後、“ジーク”はスロースタートを切った。彼は過去5戦で徐々にラッシングヤードを伸ばしてきている。

第4週:35ヤード(負け)
第5週:62ヤード(負け)
第6週:105ヤード(負け)
第7週:111ヤード(勝ち)
第9週:139ヤード(勝ち)

エリオットは現在のNFLで最長となる3試合連続での100ラッシングヤード以上を達成している。彼のキャリア最長は4試合連続――2016年(ルーキーシーズン)の第3週から第6週――だが、次の相手がバイキングスのディフェンス陣となると、この記録に並ぶのは難しいだろうか。

シーズンの進行に伴い、ジークは試合ごとに良くなってきている。オフシーズンのホールドアウトから遠ざかれば遠ざかるほど、彼はディフェンスにダメージを与えているようだ。その傾向が続くなら、もしかすると彼はシーズン終了までに他のRBを追い越すかもしれない。

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