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レッドスキンズTウイリアムスは非フットボール故障者リストに、今季終了へ

2019年11月08日(金) 08:17


ワシントン・レッドスキンズのトレント・ウィリアムス【AP Photo/Andrew Harnik】

ワシントン・レッドスキンンズのロースターで短い時間を過ごしたきり、トレント・ウイリアムスの今季は終わった。

レッドスキンズはタックル(T)ウイリアムスをリザーブ/NFI(非フットボール故障者)リストに置いたことを現地7日(木)に明らかにしている。

ウイリアムスはトレードが期限を迎える10月末までホールドアウトを長引かせた後、レッドスキンズとの新しい契約がないままチーム施設に合流していた。しかしながら、ヘルメットに違和感があることから身体検査にパスできず、今季はまだ練習に参加していない。

ウイリアムスは10月31日、報道陣に対して、隆起性皮膚線維肉腫と呼ばれる珍しい形の軟部組織がんを患っていたことを明かしている。ほぼ6年にわたって診断未確定の状態が続いたのち、このがんはウイリアムスの頭部から取り除かれたという。

『The Washington Post(ワシントン・ポスト)』によれば、ウイリアムスは腫瘍が取り除かれたのはそれが脳に到達して生命を脅かすようになる数週間前のタイミングだったと述べている。このコメントはレッドスキンズにウイリアムスの医療記録とケアに対する共同調査を促した。

一方で、腫瘍を除去した影響からヘルメットに違和感があってプレー不可能なことを受け、レッドスキンズはウイリアムスをリザーブ/NFIリストに置くのがベストだと判断している。

この状況には財政的な要素もからんでいる。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが木曜日に伝えたところによれば、今回の措置によってウイリアムスは2019年の試合に登場しないままシーズンを終えることになり、チームはウイリアムスへの今季のサラリーであるおよそ600万ドル(約6億6,000万円)を払わずに済むというのだ。

ウイリアムスがいなくとも、レッドスキンズはベテランのドナルド・ペンをレフトタックルに据えて進んでいくだろう。これでウイリアムスのレッドスキンズ時代が終了となるのかは、今後見えてくるはずだ。

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