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タイタンズ勝利に貢献したDBカルー、「完璧にジャンプできたと思った」

2019年11月12日(火) 03:24


テネシー・タイタンズのジョシュア・カルー【AP Photo/Mark Zaleski】

テネシー・タイタンズのスペシャルチームの一員、ジョシュア・カルーがカンザスシティ・チーフス戦終了間際に見せたプレーはオフサイドにあたらない。カルーはその完璧なジャンピングブロックでチームを勝利に導いた。

ボールがスナップされた瞬間に持ち場から走り出したカルーは、チーフスのキッカー(K)ハリソン・バッカーが狙った52ヤードのフィールドゴールを見事に阻み、結果、35対32でタイタンズがチーフスを下している。

『The Tennessean(ザ・テネシアン)』に「完璧にジャンプできたと思った」と明かしたカルーは「それでも、あのときは“頼むからミスなんてことにならないでくれ”と思っていたんだ。ボールを見ながら、左手が当たって、あとはもう説明はいらないだろ」と続けている。

テレビ中継時にはカルーがオフサイドだったのではないかとも伝えられていたが、審判部門担当常務のアル・リベロンはカルーがラインを崩す前にボールが動いていたと説明しており、オフサイドではないと強調した。

サイドラインで見守っていたチームメイトたちはカルーのジャンピングブロックに舌を巻く。

クオーターバック(QB)ライアン・タネヒルは「カルーの蹴り出しのリプレーを見た。完璧なタイミングだよ。あれ以上、うまくタイミングを取るなんてできない。オレたちの仲間が最高のプレーをしたってことさ」とコメント。

また、カルー自身はそれまでに試みたプレーでブロックの成功に徐々に近づいていたとの感触があるようだ。

「直感でいったんだ。俺の直感。自分がブロックするか、誰かがブロックするかだったし、そうじゃなきゃオーバータイムだ。俺としては“OK、ジャンプしよう。どうなろうと、とりあえずやってみる。行くだけ行こう”と思っていた。それを実行したのさ。ビッグプレーを狙うのは怖くない」

カルーのブロックで白星を手に入れたタイタンズは戦績を5勝5敗とし、プレーオフ進出の希望を残したまま次週はバイウイークを迎える。

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