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ブラウンズ対スティーラーズでDEギャレットら3名が退場

2019年11月15日(金) 16:48

クリーブランド・ブラウンズのマイルズ・ギャレットとピッツバーグ・スティーラーズのメイソン・ルドルフ【AP Photo/Ron Schwane】

サーズデーナイトの試合は見苦しい結末を迎えた。

クリーブランド・ブラウンズが21対7でピッツバーグ・スティーラーズに勝利を収めた試合では、ディフェンシブエンド(DE)マイルズ・ギャレットによるスティーラーズクオーターバック(QB)メイソン・ルドルフへのレイトヒットをきっかけに2チーム間にいさかいが起こっていた。

ルドルフが11ヤードのゲインに向けてトレイ・エドマンズにパスを放った後、ギャレットがルドルフを地面に引き倒した。2人がもみ合う間、ギャレットはルドルフのヘルメットを取り去り、それをルドルフに向かって投げつけている。ヘルメットはルドルフの頭部にぶつかった。

それを受け、スティーラーズのオフェンシブライン(OL)を形成するデービッド・デカストロとモーキス・パウンシーがギャレットにタックルして地面に倒し、パウンシーはギャレットの顔面にパンチとキックを浴びせる。さらにブラウンズのディフェンシブタックル(DT)ラリー・オーガンジョビーがそこへ飛び込み、ルドルフをグラウンドに向かって押した。

両チームの長きにわたるいさかいの結果、ギャレット、オーガンジョビー、パウンシーにペナルティが言い渡され、失格となっている。

ギャレットをはじめとするバトルの参加者たちは出場停止処分の可能性を視野に調査を受けることになっていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがリーグの情報筋の話を元に伝えた。ギャレットの出場停止処分は長期にわたる可能性があるという。

ライバル関係がヒートアップした試合後、両サイドが怒りを覚えている。

スティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・コフリンは一戦を終えて「私の考えは内に秘めておこう。最後に何が起こったかはあなたがた自身が見ている」とコメント。

一方、ブラウンズのフレディー・キッチンズHCは報道陣に次のように語った。

「あれはわれわれが試合の終わりに見たいものではない。マイルズはああいう人物であることを望んでいない。われわれがこれから目指すものこそ、彼が望む人物像だ。ああいったときであっても、落ち着きを保つことは可能だ」

「私は当惑している。マイルズも当惑している。良くないことだ。彼は自分がやったことを理解している。彼はこれが完全に受け入れられないものであり、われわれがそれを切り抜けなければならないことを理解している」

『Fox(フォックス)』に語ったブラウンズのQBベイカー・メイフィールドも同様の論調だった。

「もってのほかだよ。俺は気にしない。ライバル関係があろうがなかろうが、そんなことやっちゃいけないんだ。最近はこういうことがあるね。自分自身を傷つけることさ。それに、他のチームを危険にさらす。(ギャレットは)それを分かっている。彼がそうであることを願うよ」とメイフィールドは述べた。

また、スティーラーズのディフェンシブラインマン(DL)であるキャメロン・ヘイワードは「俺が今まで見た中でも一番ばからしい争いだった」と言う。

スティーラーズとブラウンズはシーズン第13週の現地12月1日に再戦する。

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