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WRクーパーをシャットアウトしたペイトリオッツCBギルモア

2019年11月26日(火) 15:11


ニューイングランド・ペイトリオッツのスティーブン・ギルモアとダラス・カウボーイズのアマリ・クーパー【AP Photo/Steven Senne】

NFLで最高のコーナーバック(CB)であるスティーブン・ギルモアが年間最優秀守備選手レベルのパフォーマンスを披露した。

ニューイングランド・ペイトリオッツのCBギルモアはダラス・カウボーイズのスターレシーバーであるアマリ・クーパーを完全にボックススコアから追い出した。2回ターゲットになったクーパーはキャッチ0回に終わっている。実際、カウボーイズのクオーターバック(QB)ダック・プレスコットからキャッチした回数はクーパーよりギルモアの方が多い。ギルモアは前半でプレスコットのパスをインターセプトしているのだ。

ギルモアはペイトリオッツがホームで13対9の勝利を挙げた後、「おもしろかった。俺はとにかく、全てのスナップで彼を捕まえておこうと頑張った」と『ESPN』に語っている。

ギルモアはシーズンを通して最高の守備選手の一人に数えられてきた。インターセプト4回のほか、チームハイとなるパスディフェンス13回も記録している。ギルモアはNFLでトップクラスの守備選手たちの中でも秀でた存在だった。

ペイトリオッツのワイドレシーバー(WR)であるジュリアン・エデルマンは「彼はモンスターさ」と言う。

「俺は彼と毎日バトルしていて、自分が高められるからそうできるのがうれしいんだ。彼にはボールを扱う才覚があって、自信を持っている。心は揺るがず、浮かれたり沈んだりしない。めったに話さないけれど、話すときにはすごく楽しくて、俺は自分たちの会話がとても気に入っている。彼みたいなチームメイトを持つのは信じられないことさ。そのほんの先の部分しか外からは見えない。彼はそういうことを、いつも練習でしているんだ」

最初のパスが前半でインターセプトされたのを受け、プレスコットはその後、クーパーがいないものとしてプレーしていた。2度目のパスは残り時間1分44秒、第4ダウン残り11ヤードで繰り出されたものだ。クーパーがボールに向かってダイブしたものの、レビューの結果、このパスはインコンプリートとされた。

「あれはキャッチじゃなかった。地面に当たった。俺には地面に当たったことが分かっていた。俺は全力でボールを取りに行ったが、ただ届かなかった」とクーパーは振り返った。

クーパーは風が強く、ウエットなコンディションにおいて、カウボーイズが“自分たちの望むようにボールを投げられなかった”とも語っている。ギルモアがいたことも、そこに一役買ったことだろう。

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