会長の処遇を検討し始めたレッドスキンズオーナーのスナイダー
2019年12月01日(日) 04:24ブルース・アレンとワシントン・レッドスキンズの関係は30年以上前から続いている。彼の父でありNFL栄誉の殿堂入りしているヘッドコーチ(HC)ジョージ・アレンの下で彼がボールボーイをしていた頃からの関係だ。
しかし、近年のレッドスキンズは勝利よりも苦難を味わうことの方がはるかに多くなっている。そのためついに、オーナーのダニエル・スナイダーがアレンの処遇について初めて真剣に検討を始めたと”Good Morning Football Weekend(グッドモーニング・フットボール・ウィークエンド)”のマイク・ガラフォロが現地30日(土)に伝えた。
「ワシントンの状況は良くない」とガラフォロは言う。「今はどん底かもしない。私が情報源との会話から知り得た内容に基づくと、今シーズン終了後にレッドスキンズはいったん全てを見直すことになると考えられる。会長職にいるブルース・アレンがシーズン後にどうなってしまうのか、その運命を今ここで正確に伝えられればいいのだが、私には分からない。それはたった1人の人物、ダニエル・スナイダーにしか分からないことだからだ」
レッドスキンズは今、2勝9敗と悪夢のようなシーズンの真っただ中にいる。2009年12月にアレンがチームのジェネラルマネジャーに就任して以来、負け越しは7度目、3年連続のこととなる。今シーズンのレッドスキンズといえば他にも、HCのジェイ・グルーデンを解雇し、優れたレストタックル(LT)トレント・ウイリアムスとの関係はこじれ、1巡指名したルーキークオーターバック(QB)ドウェイン・ハスキンズのプレーがパッとしないため、彼を先発にすべきかどうかの議論がいつまでも続いているという状況だ。
「ダニエル・スナイダーは何かを変えなければならないと理解している。何か思いきった変化が必要なのだと」とガラフォロは述べた。
アレンを退陣させるということになれば、レッドスキンズにとっては歴史的な重大変化になるが、彼の在任期間の成績を見れば、それも致し方ないといったところだろうか。
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