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ジャガーズ、チャージャーズ戦の先発QBにミンシューを指名

2019年12月03日(火) 09:56


ジャクソンビル・ジャガーズのガードナー・ミンシュー【AP Photo/Kirsty Wigglesworth】

“ミンシューマニア”が戻ってくる。

ジャクソンビル・ジャガーズはシーズン第14週のロサンゼルス・チャージャーズ戦で新人クオーターバック(QB)ガードナー・ミンシューを先発させるとヘッドコーチ(HC)のダグ・マローンが明かした。

ジャガーズがタンパベイ・バッカニアーズに28対11で敗れた前戦では、ハーフタイムでQBニック・フォールズがベンチに下がっている。ジャガーズは4戦連続で17点差以上の敗北を喫した。

シーズン第1週に負った鎖骨の骨折から復帰して以来、フォールズは見どころにかけるオフェンス陣を2.5ゲームにわたって率いてきた。その間のフォールズの記録はパス109回中72回成功、661ヤード、タッチダウン2回、インターセプト2回、ファンブルロスト2回となっている。これら10クオーターにわたって、ジャガーズは33ポイントしか挙げることができなかった。

シーズン序盤にミンシューが見事なプレーを見せていたにもかかわらずジャガーズがフォールズを先発に戻した理由の一つには、オフシーズンにフォールズに対して大金をつぎ込んできたという経緯がある。また、1クオーター以上のプレー時間を与えれば、フォールズが十分な生産性を証明できると考えてもいたのだ。

バッカニアーズ戦の前半でジャガーズのオフェンス陣は合計で105ヤードしか進めることができず、スコアボードには0が並んでいた。フォールズからミンシューに交代してからはやや上向き、137ヤードを稼いで11ポイントをマークしている。

ジャガーズオフェンス陣はミンシューを司令塔に据えたときの方がエキサイティングだった。それはミンシューのポケットにおける可動性、プレッシャーにさらされても恐れない心、回避能力などによるものだ。

ミンシューへの移行について語る際、マローンHCは苦戦するオフェンシブラインにおける新人QBの可動性をその一つの理由としていた。

チームがここからどこまでいけるかは、ミンシューのプレーにかかってくるだろう。フォールズは来季のキャップスペースで2,200万ドル(約24億円)近くを占めるため、ミンシューマニアが以前の調子を保ったままプレーを再開すれば、ジャガーズは春に大きな決断を下すことになるかもしれない。

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