トレーナーを疑問視するコメントを謝罪したブラウンズQBメイフィールド
2019年12月09日(月) 17:22クリーブランド・ブラウンズのワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムが話題になった1週間を締めくくったのは、スターワイドアウト本人ではなく、パスを投じる元であるクオーターバック(QB)だった。
現地8日(日)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートがベッカムは2019年シーズンを通じてスポーツヘルニアを抱えながらプレーしていたと報じた内容について聞かれたQBベイカー・メイフィールドは驚くべき答えを返した。
メイフィールドはベッカムの負傷について、「俺はそれが正しく扱われていないと言いたい。彼はあるべき状態で、彼が知っているようなあり方で走れていない。それは彼にとってフラストレーションのたまることだ。あなた方にも彼のフラストレーションがいくらかは分かるだろう。それがどこからくるのかが。だから、俺たちのロッカールームでそれが正しく扱われていなかったんだ。そういうことさ。100%でない彼も、俺たちにとっては十分優れているけどね」と述べた。
それは真実である一方、ベッカムがキャリアで最も低空飛行するフルシーズンを送っている理由も説明する。ベッカムとメイフィールドは初めて組むシーズンの大半で足並みをそろえることができず、ビッグプレーの可能性は目減りし、ブラウンズオフェンス陣へのアウトプットも大幅に限られてしまった。
興味深いのは、メイフィールドがケガのタイミングや下された決断が違っていたらどうなったと考えているかだ。
「もっと早く解決することはできたはずだ。もちろん、振り返って見るなら何だってよく見えるのは分かっている。だけど、彼は(今季)最初の2ゲームを逃すだけで済んだだろう。1試合か2試合だけだ。トレーニングキャンプの間のことだったという事実を踏まえれば、それだけでね」
だが、メイフィールドがブラウンズによるベッカムのケガへの対処についてのコメントに立ち返って補足するまで、そう長くはかからなかった。
Those people within our building know my intentions and where I am coming from. I truly believe that and I apologize to those that don’t deserve the backlash…. today was a good team win. On to the next one.
— Baker Mayfield (@bakermayfield) December 8, 2019
「俺はうちのメディカルスタッフを裏切ろうとしたわけじゃない。オデルのケガについて、事実のすべてを知っていたわけじゃないんだ。彼のフラストレーションが感じられて、自分のチームのことや、そのチームが勝利のためにベストな位置にいることを大事にしているからこそ、感情的な答えになってしまった」
「うちのビルの中にいる人たちは俺の意図が分かっているし、俺がどういう位置からきているのかを知っている。そのことを心から信じているし、反感なんかに値しない彼らに謝罪する。今日はチームで良い勝利ができた。さあ、次だ」
ともあれ、ブラウンズは日曜日に勝利している。27対19で決めた白星によって6勝7敗になったブラウンズは、わずかながらだがプレーオフの望みもつながっている形だ。
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