WRとしての出場準備をしていたイーグルスQBマッコウン
2019年12月11日(水) 15:40ジョシュ・マッコウンにはワイドレシーバー(WR)の代役を務める準備ができていた。
現地9日(月)に23対17でニューヨーク・ジャイアンツに逆転勝利を決めた頃、フィラデルフィア・イーグルスのロースターにいる無傷のワイドアウトは一人だけになっていた。そんな状況の中で、40歳のクオーターバック(QB)であるマッコウンは万が一に備えていたのだ。
マッコウンは試合後、『NBC Sports Philadelphia(NBCスポーツ・フィラデルフィア)』に「準備はできていたよ。ヘルメットの準備もね。備品の担当がすべて整えてくれた。同時にフィールド上に(無線のあるヘルメットであることを示す)グリーンのドットが2つあるわけにはいかないから、無線のないヘルメットを準備していた」と語っている。
膝を負傷したWRネルソン・アグホローなしで試合に臨んだイーグルスには、アクティブなWRが3人しかいない状態だった。試合の序盤で先発WRオルション・ジェフリーが足を負傷し、残るWRは2名になる。その後、J.J.アルセガ・ホワイトサイドも離脱し、残りは1名に。
「俺たちは出ようとしていた。誰もいなくなれば、俺が出ていく。QBとして当たり前だけど、オフェンスのことは分かっている。確か12年くらい前だと思うけど、俺はフォックスボローでも同じことをしなきゃいけなかった」とマッコウンは言う。
マッコウンが言及しているのは2006年にデトロイト・ライオンズのレシーバーとしてニューイングランド・ペイトリオッツと対戦したときのことだ。12年前にして7チーム前のこと、マッコウンはキャッチ2回で15ヤードを記録した。マッコウンはまた、オフェンシブパスインターフェアランスで取り消された31ヤードのキャッチも決めている。
「もちろんJ.Jやグレッグ(ワードJr.)ほどの選択肢じゃないのは明らかだけど、俺たちもそこに直面していた。とにかく非常事態に向けたプランを用意しておくのがメインだ。俺には準備ができていた」とマッコウンは述べた。
結局のところイーグルスが緊急プランを実行することはなかったが、今季は3ゲームが残っており、もしかしたらどこかの時点でマッコウンの登場が必要になるかもしれない。
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