WRパーカーが4年間、43億円でドルフィンズと契約延長
2019年12月15日(日) 08:16デバンテ・パーカーは新年を迎えた後もマイアミにとどまることになる。
マイアミ・ドルフィンズはパーカーと2023年までの4年契約を結んだと現地13日(金)に発表した。延長契約は4年間で4,000万ドル(約43億7,000万円)相当、2,150万ドル(約23億5,000万円)が保証され、800万ドル(約8億7,500万円)のサインボーナスが含まれていると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは伝えている。
彼に必要だったのは新しいヘッドコーチ(HC)なのかもしれない。パーカーの代理人が公に前HCのアダム・ゲイズを批判し、プロでのワーストシーズンを過ごしたパーカーをドルフィンズがトレードに出そうとしたのは1年と少し前。しかし、それから彼はワイドレシーバー(WR)としてすっかり開花した。今のパーカーは過去最高のシーズンの真っただ中にあり、キャッチ成功55回、882ヤードを獲得して6タッチダウンを決めている。後者の2つはパーカーのシーズンベスト記録だ。
今はニューヨーク・ジェッツのHCとなっているゲイズは、最近パーカーについての質問に答えている。
「彼が今も万全の調子で、うまくいっているのを見ると私もうれしいよ」とゲイズは『Miami Herald(マイアミ・ヘラルド)』に語った。「ドラフトされた時から皆が彼に期待していたのはああいう姿だ」
2015年にドルフィンズがルイビル大学のパーカーを指名した時から懸念されていたのが彼の健康状態だった。これまで出場可能だった77回の試合で彼は66回に出場しているが、けがに悩まされたこともあった。
それでも、昨シーズンのゲイズの下で少なくとも一度は万全だった時があったはずであり、2019年は全ての試合に出場している。
パーカーは2018年に一度、事実上ベンチに下げられながらも、マイアミの長期的なキーピースとなるまでに成長を遂げた。彼の通算レシーブヤードはドルフィンズの中で歴代15位に入っている。今季開幕までは期待外れのレッテルを貼られていたことを考えると驚きだ。
するとやはり、彼には新しいリーダーが必要だっただけなのかもしれない。2020年以降のマイアミのクオーターバック(QB)が誰かは分からないが、その人物はターゲット候補に191cmのパーカーを加えるという恩恵にあずかることができる。
【M】