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「まだやれる」とチャージャーズQBリバース

2019年12月24日(火) 15:24

ロサンゼルス・チャージャーズのフィリップ・リバース【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

今月初めに38歳になったフィリップ・リバースは契約最終年にあり、今年はキャリア最悪の一つに数えられる苦しいシーズンとなっている。

オークランド・レイダースと戦った前戦を24対17で落としたリバースは、それでもNFLから去る構えではないと述べた。

「フィジカル的な面でもメンタル的な面でも、自分には十分な能力がある。そこに疑問はない」とロサンゼルス・チャージャーズのクオーターバック(QB)であるリバースは『ESPN』に語った。

「フットボールをプレーしたい。ここに立つ時、それが心の底で感じていることだ」

今季のリバースは2回以上インターセプトされた試合が5試合、3回以上のターンオーバーを喫した試合は4試合を数える。残り1試合となった段階でタッチダウンは21回にとどまり、シーズン第17週にタッチダウン5回を達成しない限り、今季は先発として迎えた2回目のフルシーズンである2007年以来の最もタッチダウンが少ないシーズンになる。

リバースは将来の決断には家族を含め“数々の要素”が関係してくると語りつつ、次のように続けた。

「でも、まだ自分にはできると分かっている。僕たちが十分に勝てるレベルでやれると分かっているんだ。今年はうまくいっていないけれど、今もプレーするのが大好きだし、彼らとこのチームをリードしていくことが大好きだ。このトーナメントを進んでいくための試合で十分に勝てないのは、いろいろなことが組み合わさっているからさ」

「38歳にもなれば試合でインターセプトがあったり、思ったようにいかなかったりしても、多分それは人間の本質というもので、それを見て人は“あんたは前のように投げられない”だの、“あんたにはそれができない”だの、腕の強さだとかあれこれ言うんだ。でも、そのどれも正しくない。これまでのキャリアでやってきたのと同じくらい良い投球は今年もやってきたけれど、それを売りにするためにここにいるわけじゃない。フィジカルな部分や今の僕にできることは、去年僕らが順調に進み、最高の一つに入るシーズンを過ごしてきたときにできたことと同じなんだ」

「だからと言って、それで誰かが僕にプレーさせ続けようと望むのに足りるかと言えばそうではない。そういう一貫性は試合を通じて維持しなければならず、フットボールの試合に勝てるだけのことをやらなければならない。そこのところが僕らにはできていないし、今年の自分は十分にやれていない」

ロサンゼルスの新スタジアムへの移転を控えるチャージャーズは、リバースをもう1シーズン維持するか、それともより若いQBに移行するのかを決断することになる。リバース自身も、キャリアを継続するために転居したいかどうかを決断しなければならない。

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