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「全力を出し切った」とチャージャーズQBリバース、移籍を強いられても現役続行の意思

2019年12月30日(月) 10:59


ロサンゼルス・チャージャーズのフィリップ・リバース【AP Photo/Ed Zurga】

ロサンゼルス・チャージャーズのメンバーとして挑む試合は今回が最後になるかもしれないが、38歳のフィリップ・リバースはたとえ他のチームを探すことになったとしても、キャリアに幕を閉じるつもりはないと明かした。

現地29日(日)にシーズン最終戦を終えたロサンゼルス・チャージャーズのクオーターバック(QB)リバースは「そうだね。フットボールをプレーするつもりだよ」とコメント。

「この先・・・3カ月くらいかな? そのくらいでいろいろと整理されると思う。この立場になったことは一度もない。いつもならリーグイヤーがいつから始まるのかとか、そういうことはまったく知らなかった。とりあえず様子見だね。繰り返しになるけど、この16年については本当に感謝している。もしまだ続けばうれしい」

シーズン第17週にカンザスシティ・チーフスと対戦したチャージャーズ。リバースは281ヤード、2タッチダウン、インターセプト2回を記録した。

「自分ができる限り? それはもう間違いない。まだやりたいか? 当然さ。誰かに何かを証明するのにチップはない。知っていてほしい人は分かっていると思う。自分がまだハイレベルでプレーできるということをね」

パフォーマンスに陰りは見えるものの、リバース自身は16年目のNFLシーズンを終えてなお、まだやりきったとは思っていないようだ。

「これがまさに終わりなのかどうか、そうなる可能性はあるけれど、どちらにしても、俺達は16ホールをプレーしてパー3、残り2ホールってところかな。(中略)最後のブリッツプロテクションミーティングとか、最後のバスに乗ることとか、そういうことを考えてちょっと感情的になることもあった。自分にそうすることを許す一方で、同時に、大事な今この時を台無しにしないようにとも思っていた。とにかくその瞬間を楽しむ。ずっとそうしてきたようにね」

チャージャーズの一員としては最後になる可能性に触れたリバースの目には熱いものがこみ上げていた。

「全力を出し切ったと思う。だから、2回のインターセプトを記録されても気にしない。最後まであきらめなかった。長いこと、本当にたくさんの仲間たちと一緒にプレーしてきた。勝っても負けても、どんな時も一緒に過ごしてきた。最大限やったよ」

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