チームメイトに謝罪したイーグルスQBウェンツ
2020年01月07日(火) 10:43ついにプレーオフゲームに登場したカーソン・ウェンツ。しかし、それは8プレーしか続かなかった。
フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック(QB)であるウェンツは17対9で敗れたシアトル・シーホークス戦の第2ドライブでディフェンシブエンド(DE)ジェイデビオン・クロウニーに押されてヘルメットが芝に押し付けられ、頭部を負傷したことによって試合を離脱している。
チームメイトたちによれば、ウェンツは試合後にすべての選手の元を訪れてそれぞれの尽力に感謝の言葉を述べていたという。
ベテランセーフティ(S)のマルコム・ジェンキンスは『NBC Sports Philadelphia(NBCスポーツ・フィラデルフィア)』に「謝ったりとか、そんな感じだったよ」と語った。
「“不可抗力さ”ってね。彼が俺たちをがっかりさせることは全くなかった。カーソンがいなければ、俺たちはこの場所にいなかっただろう」
「彼にとってはきつかった。当たり前だけど、彼はあそこで戦いたかったんだ。この位置につけるために彼はものすごく働いてきたし、また痛みを抱えている。とにかく不運だったけれど、どうしようもないことだ」
過去2シーズンをIRリスト(故障者リスト)上で終え、プレーオフではチームのけん引役をニック・フォールズに託さざるを得なかったウェンツにとって、今回の負傷による退場は手痛い一撃となった。現地5日(日)にウェンツの代役を務めたのはジョシュ・マッコウンで、敵方に食らいついていったものの、倒すことはできなかった。
ランニングバック(RB)ボストン・スコットは「見たくないよな。俺はそのヒットを見ていないけれど、見たくないもんだ。俺たちは彼の後ろにいる。彼は俺たちのリーダーで、俺たちは彼に最大限の信頼を置いている。彼が気の毒さ。終わった後で、彼は“いろいろとありがとう!”って感じで、俺は“大丈夫かい?”と返した」と振り返っている。
イーグルスの選手たちはウェンツが可能ならば戻りたかったことを理解している。過去のシーズンでも、おそらくそうだったのだろう。ウェンツがキャリア最大の舞台まで持ちこたえたのは進展だった。
チームメイトへの謝罪は必ずしも必要ではない。しかしながら、感謝の言葉はロッカールームにおけるQBの立場を強くする。
ジェンキンスは「彼はもうそうだけど、前に進んでいくことで、強いリーダーになっていく。彼がまだQBとして、選手として、リーダーとして経験していないと言えることは多くない。それによって彼はもっと良くなっていくと思う」と述べた。
「このチームと俺たちがどう戦ったか、このシーズンをどう乗り越えてきたかをものすごく誇りに思っている。思い描いていたような終わり方ではなかったけれど、だからこそ俺たち全員が成長し、強くなるだろう! チームが見せてきた戦いや逆境に向かう力はすごく印象的だった。彼らが大好きだ! それに、みんなの思いや祈りに感謝している。今日は調子がいいし、すぐに良くなるよ! 頭のけがは怖いから、みんなの思いと祈りに感謝している。ああいうプレーのせいでみんなと一緒にそこで終えられなかったことは残念だけど、このゲームにはそういう不運な部分がある。すべては僕じゃなく、神の采配さ! 神を信じよう。フィラデルフィアでの4年目は楽しかった。愛とサポートに感謝。特に、いいときも悪いときも一緒にいてくれた人たちの真の愛とサポートに。来年に向かって・・・ビッグなことがあるはずだ。それを信じよう!」
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