オフシーズンはけが予防に努めるチーフスQBマホームズ
2020年03月03日(火) 12:06
パトリック・マホームズはプレーオフを含めてNFLで36試合に先発してきた。そして、レギュラーシーズンのMVPとスーパーボウルのMVPに選ばれるプレーで、そのあり得ないほどの才能を発揮している。
カンザスシティ・チーフスでフルシーズンの先発クオーターバック(QB)としての3年目を迎えるマホームズには、どんな投球でも、どんなタイミングでも、どんなプラットフォームからも、フィールドのどこにでも投げられる能力があり、これからも次々と賞を受けることだろう。そんなマホームズのキャリアを足止めする可能性のある唯一の要素といえば、大けがだ。過去に悪夢のような試合で大きな代償を払ってきたシグナルコーラーたちの例があった。
先シーズンに足首を負傷し、膝の脱臼でも2試合を逃したマホームズは、オフシーズンの最初の部分を自身の体をメンテナンスすることで費やすという。
マホームズは週末に「最初の数週間はけがを予防するためのことをやる」と『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』に語った。
「今年、足首や膝に抱えてきた部分で、そこを追求して次のシーズンには100%、120%でいけるよう、そして、またフットボールの1シーズン全体を通してインパクトを残せるように努力している。毎年それぞれ違うし、そこへ行ってフットボールの試合で勝つための道を見つけなければならない。今については(オフシーズンは)自分の体をケアして、できる限りベストのシェイプを整えることが大事だ」
けがとは往々にして偶発的なものであり、予防にも限度がある。
24歳のマホームズは他に改善したい面はポケットにかかわる部分だと述べた。
「そこについてはQBコーチとQBドリルで取り組み始める。フットワークを練習して、ポケットの部分でもっとうまくやれることに取り組み、向上し続けるんだ。そこが改善の必要なところだからね。その部分でもっとうまくやれたら、そこからのプレーはボーナスさ」
コーチやエージェント、フロントオフィスの面々にとってはうれしい言葉だ。たとえ今は思うがままのようなこの世界であっても、改善に取り組まなければ転落が待っていることをマホームズは知っている。
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