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コンバインで驚きの好記録をマークしたWRジェファーソン

2020年03月04日(水) 13:48

フィールドに置かれたフットボール【Margaret Bowles via AP】

ジャスティン・ジェファーソンはコンバインのトレーニングで遅いスタートを切った。それは自らが主役の一人を務めたカレッジフットボールでもベストのチームの最終プレーが1月13日まで待たれたことの代償だった。

ルイジアナ州立大学の最終試合が行われたのはNFLプレーオフのディビジョナルラウンド開けの月曜日であり、ジェファーソンがインディアナポリスに出向かなければならない日まであと6週間というタイミングだった。身長約185cm、体重約92kgのワイドレシーバー(WR)は、コンバインの場に自らが現れたときにスカウトが何を思うか分かっていた。

「コンバイン全体での大きな疑問は俺が十分にスピードを出せるか、もしくは40ヤード走でいいタイムを出せるかだった」とジェファーソンは言う。

2019年にカレッジフットボールでトップをいくレシーバーだったジェファーソンは先週に実施されたメインイベントのためのトレーニングで4.4秒台後半だった。それだけに、コンバインでジェファーソンが魅力的な4.43秒を記録したのは、本人にとってちょっとした驚きであり、将来の雇用先にとってはより大きな驚きであるのと同時に重要な意味を持っていた。

もしかしたら体の大きいワイドアウトというジェファーソンの見え方が変わったかもしれない。

「もちろんさ」とジェファーソンはポッドキャスト“RapSheet and Friends(ラップシート・アンド・フレンズ)”の最新エピソードでNFLネットワークのイアン・ラポポートに話している。

「それぞれのチームから来たみんなが、俺は4.5とか4.6とかだろうと思っていた。だから、そこへ行って4.4で走り、能力を見せられたこと、俺にスピードがあると示せたことは、俺のゲームにとって追加のアクセサリーになった」

NFLネットワークのドラフトアナリストであるダニエル・ジェレマイアは、この進展はジェファーソンのドラフトにとって“非常に大きい”と評価し、おそらくこれで1巡目入りしただろうと述べている。ジェレマイアによるコンバイン後のモックドラフトでは、ジェファーソンは全体21位でフィラデルフィア・イーグルスに選択されると予想されている。興味深いことに、ジェレマイアがジェファーソンとの比較に挙げたロサンゼルス・チャージャーズのキーナン・アレンは、ジェファーソンがすでに研究している選手だ。

「彼は多分、俺が一番見ている選手の一人だ。特に、彼は主だったレシーバーの一人だからね。彼のラインからのリリースや、スムーズにルートに現れる能力だけでも圧倒的だ。俺たちには間違いなくいくつかの類似点がある」とジェファーソンは語っている。

アレンは2013年のドラフトで3巡目まで後退した。ジェファーソン獲得の可否を決めるまで、それほど多くの時間があるチームはないだろう。

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