交代のうわさの中で「自分の仕事をするだけ」とコルツQBブリセット
2020年03月09日(月) 10:07
近年の記憶に残る中でもクオーターバック(QB)層の厚いフリーエージェント(FA)期間にチームたちが備える中、多くのチームが直面するこのポジションの流動性についてさまざまにうわさされている。
中でも以前から話題になっているのがインディアナポリス・コルツとジャコビー・ブリセットの状況だ。ブリセットはアンドリュー・ラックの突然の引退を受け、昨秋に正QBの座に就いた。浮き沈みのある2019年シーズンを終え、27歳のブリセットに代わってベテランQB、すなわちフィリップ・リバースを起用するとのうわさが絶えない。
現地7日(土)にXFLのシアトル・ドラゴンズ対ヒューストン・ラフネックスの試合を訪れたブリセットは、2020年の状況をめぐるうわさについて聞かれ、ごく平凡でもっともな答えを返した。
『ESPN』のディアナ・ルッシーニに対し、ブリセットは「自分の仕事をするだけ」と応じている。
その回答は最小限だったかもしれないが、最近のブリセットが、特にここ数週間にわたってどれだけ頻繁にこの手の質問を受けているかを考えれば、本人にとっては唯一の正しい回答かもしれない。
コルツのラインバッカー(LB)であるダリウス・レオナルドは先日、昨シーズンにブリセットが直面した困難を踏まえて“本来の彼がどんなタイプのQBであるかについて多くの人たちが(ブリセットに)十分な称賛を与えていない”とブリセットへの信頼を示しつつ述べている。一方、チームオーナーのジム・アーセイはチームがブリセットの将来について“柔軟に”考えていると先月に語った。
新リーグイヤーの開始まであと10日という状況で、このオフシーズンにはCBA(団体労働協約)の投票の行方など、まだ先の展開を待つべきものは多い。それまでは、ブリセットが少なくともあと1年はコルツのトップQBになる見込みであること以外、何も分からない。
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