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NFLPA役員会がCBA案への投票期間を延長

2020年03月10日(火) 11:12

NFLロゴ【Aaron M. Sprecher via AP】

NFL選手会(NFLPA)のメンバーらは新団体労働協約(CBA)について十分な情報に基づいた上での決断を下すために必要な時間を取る意向だ。

NFLPAは現地9日(月)、選手会らによる投票の結果、CBA案に対する選手の投票期間を東部時間12日(木)から14日(土)の23時59分まで延長したことを発表した。

「すべての投票が重要であり、十分な情報に基づいた決断を下すべく、われわれは全選手にeメールを通じて送付した資料を吟味するよう奨励する」とNFLPAの声明では述べられている。

これにより、プロセスの進行が早まることはないものの、より多くの選手が承認、もしくは否認の票を投じることが可能になる。ラッセル・ウィルソンやアーロン・ロジャーズ、ケニー・スティルスといった著名選手がCBA案に対して公に不満を表す一方、デトロイト・ライオンズのラインバッカー(LB)デボン・ケナードやニューヨーク・ジャイアンツのオフェンシブラインマン(OL)ネイト・ソルダーはCBA案を支持していることが知られている。

また、延期で生じた時間によって選手らが投票までにより多くの情報を得ることが可能になる一方で、NFLの多くのビジネスが停滞することにもなる。ルール変更と不確定さがチームの行動を抑えてきた。しかし、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはチームが少なくとも一人との長期契約締結を狙ってフランチャイズタグとトランジションタグの両方を二人の選手に使おうと試みる期間が長くなっているとも指摘している。

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