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NFLPAの新会長に4人の候補

2020年03月10日(火) 13:16

フィールドに置かれたフットボール【Aaron Doster via AP】

NFLPA(NFL選手会)による新団体労働協約(CBA)案への決断が待たれる中、選手会のトップにおいてもう一つの決断が下されようとしている。

現NFLPA会長の任期終了を受け、NFLPAは後任を選定しなければならない。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地9日(月)に報じたところによれば、4名の候補者が投票の対象になる見込みだという。そのメンバーとはロサンゼルス・チャージャーズのタックル(T)ラッセル・オカング(新リーグイヤーにカロライナ・パンサーズにトレードされる見込み)、間もなくフリーエージェント(FA)となるニューヨーク・ジャイアンツのセーフティ(S)マイケル・トーマスとタンパベイ・バッカニアーズのラインバッカー(LB)サム・アチョー、クリーブランド・ブラウンズのセンター(C)JC・トレッターだ。

オカング、トーマス、アチョーはNFLPAの執行委員会のメンバーであり、トレッターはブラウンズの第3共同代表者代理を務めている。

ペリセロによればオカングは現在のCBA案に反対票を投じたという。『The New York Times (ニューヨーク・タイムズ)』はNFLPAスタッフがCBAの交渉を不誠実なあり方で行ったとしてオカングが月曜日に不当労働行為を全米労働関係委員会に訴えたと伝えている。

オカングはエグゼクティブディレクターであるデュモーリス・スミスを含めたNFLPA首脳陣を、CBAの投票を“執行委員会の反対を押して”強行したこと、また、CBA交渉におけるオカングの思うところの“透明性の欠如”について口にすることを妨げたことについて批判した。

他の3人の候補者のCBAに対する見解はそれぞれに異なっている。トレッターは時間を費やしてCBA案について『Twitter(ツイッター)』で詳しく説明した。アチョーは取り決めの良い面を推してNFLPAメンバーに賛成票を投じるよう促している。トーマスは自らの見解を公にしていない。

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