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QBブレイディが映像制作会社“199プロダクション”を設立

2020年03月10日(火) 16:26

ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Frank Victores】

トム・ブレイディがどこへ向かうのかはまだ分からないが、映像制作スタジオ設立に向けた野心の行き先なら分かっている。

ブレイディは9日(月)に『Instagram(インスタグラム)』でハリウッドに『199 Productions(199プロダクション)』を設立することを発表した。

ブレイディが2000年ドラフトで指名された順位から名付けられた199プロダクションは“ドキュメンタリーや長編映画、テレビ番組を含む上質なオリジナルコンテンツの開発を行う世界的なマルチプラットフォームのコンテンツ企業”だという。最初のプロジェクトである『Unseen Football(アンシーン・フットボール)』は『Avengers: Endgame(アベンジャーズ/エンドゲーム)』の監督であるジョー・ルッソ、アンソニー・ルッソとのパートナーシップによって制作される。

これまでにも2人の著名アスリートがそれぞれの人生の大事な局面から名付けた制作会社を打ち立てていた。

2015年、NBAのレブロン・ジェームズは高校の最終学年を送っていたオハイオ州アクロンの低収入世帯用アパートから取った『SpringHill Entertainment(スプリングヒル・エンターテイメント)』をラスベガスに設立している。後にジェームズはオハイオ州ノースイーストから2018年にカリフォルニア州ブレントウッドのマンションに引っ越した。

また、プロレスラーのドゥエイン・ジョンソンは2012年に『Seven Bucks Productions(セブン・バックス・プロダクション)』を創業。ジョンソンは伝説的なレスリングのキャリアを歩み始める前にCFLのカルガリー・スタンピーダーズからカットされた際、ポケットに7ドルしか残されていなかったという話をよく口にしている。

ジェームズのスプリングヒル設立の後には、西への移動が待っていた。ブレイディも同じ道を歩むのだろうか? ロサンゼルスには長年の先発クオーターバック(QB)に別れを告げたばかりのチームがある。しかし、実際にどうなるかが分かるのはまだ先の話だ。それまではポップコーンでも用意して待っていることにしよう。ドキュメンタリー『Tom vs. Time(トム vs. タイム)』が好きなあなたなら、おそらく『アンシーン・フットボール』も気に入るはずだ。

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