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75%だったセインツRBカマーラ、「100%に戻った」

2020年03月12日(木) 00:51

ニューオーリンズ・セインツのアルビン・カマーラ【AP Photo/Bill Feig】

ドリュー・ブリーズを欠き、テディ・ブリッジウォーターが初めて先発を務めた第3週のニューオーリンズ・セインツを勝利に導いたのはアルビン・カマーラだったと言っていい。カマーラはレインコートを脱ぎ捨てるようにタックルを振り切り、ディフェンダーを次々と投げ飛ばした。セインツが獲得した265ヤードのうち161ヤードをランニングバック(RB)の彼が獲得し、タッチダウンも2回決めた。

ところが、そこから彼はけがに悩まされる。

シーズン中に何度も足首や膝の問題を抱えたカマーラの様子はどこかいつもと違っていた。

それでも優秀だったことは明記しておきたい。だが、ハッとさせられるような絶品の一皿に必要な仕上げのスパイスが不足している感じだった。タックルをかわす回数が減り、爆発的なビッグランがなくなり、ステップもどことなく重く見えた。

今、4年目のシーズンを迎えようとしている24歳は、けがをすっかり過去のものにしたという。

NFLの『Twitter(ツイッター)』アカウントが投稿した2019年のトッププレー集に反応したカマーラは、「去年は片足・・・75%ってとこさ、でも今は100に戻ったぜ」と返信している。

セインツが4年連続NFC南地区のタイトルを取り、もっと先へ駒を進めるためには100%のカマーラが必要だ。

万全の状態のカマーラは、NFL全体でも最大級に危険な武器となる。いつ何時タックルをすりぬけて飛び込んでくるか分からないからだ。75%の状態でさえ、彼は大きな脅威だが、そうした爆発的な選手は昨シーズンの後半にはほとんどいなくなってしまっていた。

2020年シーズンの大半を通してカマーラを100%に近い状態に保とうと思うなら、ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンは序盤で彼をオーバーワークさせずに、ランゲームでもっとラタビアス・マレーに頼るようにする必要があるかもしれない。

【M】