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新たな武器でバッカニアーズの勝利文化を変えるQBブレイディ

2020年03月18日(水) 11:36


ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/David J. Phillip】

ニューイングランド・ペイトリオッツには戻らないことを発表してからわずか10時間、トム・ブレイディは次の行き先を見つけた。TB12はT.B.へと向かう。

ブレイディは現地17日(火)の朝に2020年はペイトリオッツに戻らないと明かしたものの、新しいチームについては早くても水曜日までは分からないとの見通しを語っていた。しかし、ブレイディのタンパベイ・バッカニアーズ加入は火曜日の夜のトップニュースとなっている。

東部時間18時、『NFL Network(NFLネットワーク)』のジム・トロッターが家族のことを考えて東海岸にとどまることを優先事項としていたブレイディの獲得レースからロサンゼルス・チャージャーズが外れたとの見方を示していた。そのわずか数分後、ブレイディはバッカニアーズと原則としての合意に至っている。

21シーズン目を迎えるブレイディのキャリア第2章が始まる。

6度のスーパーボウルチャンピオンにしてプロボウル選出が14回、オールプロのファーストチームが3回、MVPに3度輝いたブレイディが、2007年以来プレーオフから遠ざかっているタンパベイへと向かう。ペイトリオッツとバッカニアーズの勝利の文化の間にはこれ以上ないくらい荒涼とした差が広がっているが、バッカニアーズ首脳陣はブレイディがすぐにそこを変えてくれることに期待をかける。

ブレイディは2019年にトータルで3位につけたオフェンス陣を引き継ぎ、ランディ・モス時代以来となるような武器を手にする。バッカニアーズには2人の1,000ヤード超えワイドレシーバー(WR)、マイク・エバンスとクリス・ゴドウィンや、パスキャッチに優れた2人のタイトエンド(TE)O.J.ハワードとキャメロン・ブレイト、そして、頭角を現しつつあるランニングバック(RB)ロナルド・ジョーンズ二世らがいる。

バッカニアーズがジェイミス・ウィンストンに立ち戻ることは確実にないだろう。元1巡目指名選手であり、過去5年にわたってバッカニアーズ攻撃陣を率いてきたウィンストンは間もなくフリーエージェント(FA)となる。その優れた腕前で相手ディフェンス陣に脅威を与えるのと同じくらい頻繁に、ウィンストンはメンタルなエラーで自らのオフェンス陣を脅かしてきた。

ウィンストンの存在は”リスクがなければ得るものなし“を信条とするヘッドコーチ(HC)ブルース・エリアンスのスタイルと矛盾してはいなかったが、エリアンスHCはシーズン終了後、QBについてはあらゆる選択肢を検討すると述べていた。その選択肢には、おそらくこのスポーツにおける最も優秀なゲームマネジャーであるブレイディが含まれていたわけだ。

“バッカニアーズQBトム・ブレイディ”。このフレーズにもそのうち慣れるはずだ。

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