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QBニック・フォールズがトレードでジャガーズからベアーズへ

2020年03月19日(木) 02:49

ジャクソンビル・ジャガーズのニック・フォールズ【AP Photo/John Raoux】

ニック・フォールズがシカゴ・ベアーズに加入する。

スーパーボウルでMVPを受賞した経歴を持つクオーターバック(QB)フォールズがトレードでジャクソンビル・ジャガーズからベアーズに移籍することになった。『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが伝えたところによると、ドラフト4巡目指名権とのトレードでベアーズがジャガーズからフォールズを獲得したとのこと。

フォールズがジャクソンビルで過ごした期間はわずか1年で終わりを迎え、2019年シーズンを前に大型契約でジャガーズ入りしていたが、シーズン第1週に負傷して戦線離脱を余儀なくされていた。新人QBとして活躍の目覚ましかったガードナー・ミンシューの一方で、フォールズはシカゴに向かう。

ガラフォロによれば、取引を成立させるには契約の条件緩和が必要になるとのこと。わずか1シーズンに対してジャガーズは3,050万ドル(約33億円)をフォールズに支払っており、NFLネットワークのトム・ペリセロはトレードが成立すればサラリーキャップの1,875万ドル(約20億2,800万円)が無駄になってしまうため、ジャガーズは引き続き徹底的に見直すことになると伝えた。

フォールズは第52回スーパーボウルでフィラデルフィア・イーグルスを勝利に導き、2018年シーズンには再びプレーオフ進出に貢献した。クオーターバック不足に悩むチームにとって、その価値を十分に証明したフォールズだったが、ミンシューの予想外の活躍により、フランチャイズクオーターバックの座は当然ながら、先発の役目すら不確かなものになっていた。ベアーズにとっては上級プレーヤーになる可能性を持ち、QBミッチェル・トゥルビスキーを上回るプレーヤーをオプションとして確保できることになる。

2017年ドラフト全体2位指名を受けてNFL入りしたトゥルビスキーの2019年シーズンは精彩を欠き、タッチダウンは7つ少なく、かろうじて3,100パスヤードを超えたが、パサーレーティングは83と、2018年に記録したキャリアハイより15.4ポイントも低かった。

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