ダリアス・スレイは願いをかなえた。そしてフィラデルフィア・イーグルスはコーナーバック（CB）を手に入れた。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは、デトロイト・ライオンズがプロボウルにも選ばれているスレイを2020年のドラフト3巡目と5巡目指名権と引き換えにトレードしたと伝えている。

新しい契約を望んでいたスレイは3年間で5,000万ドル（約55億円）の契約延長を手に入れ、3,000万ドル（約33億円）が保証されるとラポポートはエージェントからの情報を伝えた。

29歳のスレイは前のオフシーズン中に延長を望んでいることを明らかにし、ライオンズに自分をトレードするよう働き掛けていた。ライオンズは昨年、期限ぎりぎりになって彼を売りに出したが、要求に見合うオファーは見つからなかった。

スレイの契約要求には応じられないと判断したチーム幹部は、このオフシーズンに彼をトレードすることが唯一のオプションだと判断。CB要員として、アトランタ・ファルコンズからカットされたデズモンド・トゥルファントと契約したライオンズは、ようやく彼らのベスト守備選手を手放すことにした。

イーグルスのジェネラルマネジャー（GM）ハウィー・ローズマンはNFLスカウティング・コンバインの席で、キャップスペースとドラフトピックを利用して、長期的な再建の一部となる選手を入れてロースターをアップグレードするつもりだと述べていた。

3年連続プロボウルに選ばれ、2017年にオールプロのファーストチームに選ばれているスレイは、自分より大きなレシーバーにも対抗でき、細かい動きにもついていけるロックダウンタイプのCBだ。

ライオンズでの7年間で、彼は104回のパスディフェンスに成功し、2017年の8回を含む19回のインターセプトを挙げた。

トレードでスレイを獲得し、セーフティ（S）マルコム・ジェンキンスの後任としてジェイレン・ミルズと再契約したイーグルスにとって、これはセカンダリー再編の始まりであり、バックエンドの悩みがこれでようやく解決に向かうことが期待されている。

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