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ブレイディがバッカニアーズと正式契約

2020年03月20日(金) 23:57

ニューイングランド・ペイトリオッツのトム・ブレイディ【AP Photo/Adam Hunger】

トム・ブレイディが正式にタンパベイ・バッカニアーズの一員になった。

ニューイングランド・ペイトリオッツを離れたGOAT(史上最高の)クオーターバック(QB)は現地20日(日)、契約にサインしたことを明らかにしている。

「ワクワクして、謙虚な気持ちになり、そしてハングリーだ」とブレイディは『Instagram(インスタグラム)』につづった。「1つ、俺がフットボールについて学んだことがあるとすれば、去年やおととしの成績なんて誰も見てくれないってことだ。俺たちは1日1日のコミットメントを通して周囲の信頼と尊敬を勝ち取る。俺は新しいフットボールジャーニーを始めることになった。大好きなことをする機会を与えてくれて(バッカニアーズに)感謝する。新しいチームメイト、コーチに会って、彼らが俺の中にあると信じ、期待しているものを証明するのが楽しみだ。俺は常に言葉より行動で示す方がいいと信じているから、これ以上はもう語らないよ――仕事をするだけ! #Year1」

契約自体は数日前から予想されていた。17日(火)にブレイディは20年間在籍し、6度のスーパボウル制覇を成し遂げたペイトリオッツに別れを告げていた。

正式発表に至るまでには長いプロセスがあり、そこには2日間の身体検査も含まれていたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは伝えている。新型コロナウイルスのパンデミックを受けてNFLがメディカルチェックに制限を設けているためだ。

ペイトリオッツ以外のジャージーを着たブレイディを見るのはさぞかし奇妙な気分だろう。

AFCからNFCへと移ったブレイディは、すぐにでもロンバルディトロフィーを争えるバッカニアーズのロースターに加わることになる。彼の武器となるマイク・エバンスとクリス・グッドウィンはもう何年もブレイディが手にしていないほど優れたレシーバーコンビだ。

ヘッドコーチ(HC)はビル・ベリチックからブルース・エリアンスに代わり、真新しい世界がブレイディを待っている。

「トムはリーグ史上最も成功を収めたQBだが、彼をあれほど特別な存在にしているのは、自分の周囲の人々を伸ばす能力だ」とエリアンスは述べた。「私はこれまで最高のパサーたちと仕事する機会に恵まれてきた。その全員が持っていたのがチームメイトをリードし、彼らのベストを引き出す能力だった。トムも同じだ。彼は、新たなチャンピオンシップで優勝するというゴールへと向かうわれわれに必要なリーダーシップ、責任感とワークエシックを提供する証明された勝者だ」

バッカニアーズの士気は早くも絶頂に達していると言っても過言ではない。

チーム公式サイトには契約を伝える大見出しが躍っている。「完了! トム・ブレイディとバックスがチャンピオンシップを取るためタッグを組む」

表記はChampionship“s”。複数形だ。

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