内なる“マンバメンタリティ”を力にするイーグルスCBスレイ
2020年03月23日(月) 10:21現地21日(土)に『Instagram Live(インスタグラム・ライブ)』を通じて行っていたファンとのチャットにおいて、コーナーバック(CB)ダリウス・スレイがフィラデルフィア・イーグルスでつける背番号を明かした。その決断の背後にある心情はいかに? スレイは亡くなった偉大なバスケットボールプレーヤーであり、フィラデルフィア出身でイーグルスファンでもあったコービー・ブライアントに敬意を表して番号を決めている。
『NBC Sports(NBCスポーツ)』のジョン・クラークによれば、スレイは「俺のナンバー? 2、4だよ。今年は2、4で決める。コービーモードで行くのさ。ブラック・マンバだよ」と述べたという。
「GOATよ安らかに。俺の大好きな選手の一人だ。2、4で行くはずさ。24をつけた俺はいい感じだと思うぜ」
2013年にNFLにやってきたスレイはルーキーシーズンに30、以降は23を背負って戦ってきた。2019年にはイーグルスでランニングバック(RB)ジョーダン・ハワードが“24”をつけていたが、ハワードがこのオフシーズンにマイアミ・ドルフィンズと契約したため、スレイに番号変更のチャンスが訪れた形だ。
コービー・ブライアントが娘のジャンナさんを含めた8人の同乗者と共に亡くなった1月26日に発生したヘリコプターの事故から数週間の間に、背番号が8もしくは24の多くのNBA選手たちが“ブラック・マンバ”に敬意を表して番号を変更した。ロサンゼルス・レイカーズのクイン・クックはユース選手のジャンナさんがつけていた2から28に番号を変更する。
スレイはキャリアで初めてこれまでとは違う街、違うチームでプレーする。新たな挑戦へ取り組む準備としてコービーをインスピレーションとするのは、これ以上ない選択だろう。
イーグルスのダリウス・スレイはコービーを偲んで24を背負うのだ。
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