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地元醸造所にドラフト作戦指令室を構えるセインツ

2020年04月02日(木) 11:40

ニューオーリンズ・セインツ【AP Photo/Gerald Herbert】

新型コロナウイルスのパンデミックが日常生活のあらゆる側面に影響を与える中、NFLチームらはドラフトに向けた準備を進めつつ状況に適応することを強いられている。

ヘッドコーチ(HC)のショーン・ペイトンが現地1日(水)に電話会見で明かしたところによれば、ニューオーリンズ・セインツはベンソンファミリーが所有する『Dixie Beer(ディキシー・ビール)』の醸造所の敷地にオフィスを構え、安全策をとった上でドラフト期間中の仕事に取り組む計画だという。安全策の中には入室前に各員が体温を測ること、広い部屋に6人から7人のメンバーしか置かないこと、社会的距離をとることなどが含まれる。ほかのスタッフは電話で参加する。

ペイトンHCは自身の健康状態についての最新情報も明かした。先週、ペイトンHCは新型コロナウイルスから回復したことを発表している。

「調子はいいよ。(感染の診断を受けてから)2週間が過ぎた。回復してから6日だ」

NFLのコミッショナーであるロジャー・グッデルは先週、全32チームに向けた通達でドラフトが現地4月23日(木)から25日(土)の日程で予定どおり実施されることを発表している。NFL経営評議員会の執行委員会と会合を行ったグッデルは、この決断が“満場一致で明解な”ものだったと述べていた。

NFLクラブビジネスおよびリーグイベント担当副社長のピーター・オライリーは現地3月31日(火)に、各チームはクラブ施設ではなく、10名以上が一室に入らない、全員が少なくとも6フィート(約180センチメートル)離れる等の社会的距離のガイドラインに沿ったリモートのロケションからドラフトの選択を行うとの方針を示した。

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