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友のトレードにショックを受けた49ersのDLアームステッド

2020年04月13日(月) 09:49

サンフランシスコ・49ersのアリク・アームステッド【AP Photo/Wilfredo Lee】

サンフランシスコ・49ersは過去5年にわたり、ドラフトでディフェンシブライン(DL)に他のどのNFLチームよりも多くの資金をつぎ込んできた。アリク・アームステッド、ディフォレスト・バックナー、ソロモン・トーマス、ニック・ボサのいずれもが1巡目で指名されている。アームステッド以外はトップ10で選ばれた選手だ。

その投資はやがて機能した。昨年の49ersはリーグでもトップのディンフェンスを有するチームとなり、フロントフォーがスーパーボウルへの道を切り開いた。

しかし、素晴らしい成功は大きな経済的負担にもなる。

キャリアイヤーを送ったアームステッドは3月に非制限フリーエージェントになるところだった。バックナーはフリーエージェンシーまであと1年で、長期契約に向けて動きだしそうなところであり、49ersのフロントオフィスは2人の間の分岐点に立たされていたようだ。

リーガルタンパリング期間が始まると同時にチームと4,850万ドル(約52億6,000万円)保証の5年契約を結んだアームステッドは、その後すぐに続いたことに衝撃を受けたと語っている。49ersはバックナーをインディアナポリス・コルツへトレードに出したのだ。

「そのことはまったく知らなかった。だからサインしたんだし、それを聞いたときはショックだった」とアームステッドが『KNBR 680』の“Papa and Lund(パパ・アンド・ルンド)”で語ったと『NBC Sports(NBCスポーツ)』が伝えている。

歴史を振り返れば、このトレードはさらに痛ましい話になる。2人はオレゴン大学時代までさかのぼり、過去8年中7年にわたってチームメイトだったのだ。しかし、49ersは最終的に2人をキープするのは費用がかかりすぎ、アームステッドと2020年の全体13位指名権を確保する方がバックナー一人を維持するより価値があると判断した。

コルツはトレードを行ってすぐにバックナーとシーズンあたり2,100万ドル(約22億7,000万円)にあたる延長契約を結んでいる。

「ショックだった。混乱したし、そんなこと思いもしなかったんだ」と言うアームステッドは次のように続けた。

「めちゃめちゃ興奮しているし、彼のことを聞いてハッピーだよ。俺と彼は何週間かワークアウトしてきたから、ようやく落ち着いて話せる。神の御業は神秘だし、俺たち2人とも物事には理由があると思っている。これまで8年くらいやってきたようにはプレーできないのは変な感じだろうけど、彼はコルツで信じられないくらいすごいことをやるって俺には分かっている。彼のために、スーパーハッピーさ」

アームステッドのブレイクアウトシーズンが例外的なものでなかったとすれば、そして、チームが新たに1巡目で指名する選手がチャンピオンシップ争いのパズルにうまくはまるとすれば、信じられないくらいすごいことをやるのは49ersも同じことだ。

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