NFLと選手会がバーチャルオフシーズンプログラムに同意
2020年04月14日(火) 07:32NFLとNFL選手会(NFLPA)は新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大のさなか、オフシーズンの過ごし方に関する詳細な計画に合意した。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが情報筋の話として報じたところによれば、NFLと選手会は自発的なバーチャルオフシーズンプログラムに合意し、現地4月20日(月)からスタートする予定だという。このプログラムの仮想期間は来週に開始されるが、フィールドでの運動などは全32チームの施設の営業が再開されるまで許可されない。
ペリセロは各チームの施設が開業するのはNFLのプロトコルをはじめ、連邦政府、州政府、地元政府のルールやレギュレーションに従って営業できる場合に限られるとも付け加えた。仮に32の施設が開かれればその他の施設も営業することになるため、あらゆる施設の営業が停止されている間は閉鎖が続く。
プログラム期間にはビデオ会議システムを用いた授業、ワークアウト、フットボール以外の教育プログラムが3週間続けて実施されることになっている。ペリセロによると、新たに就任したヘッドコーチ向けに追加の自発的なベテランキャンプも可能だが、仮想期間は遅くとも5月15日(金)までとのこと。
NFLPAとNFL経営協議会で数週間にわたって話し合われてきた今回の計画は13日(月)に投票で承認された。
NFLPAは声明の中で「執行委員会および選手代表者委員会とも、満場一致でトレーニングキャンプがスタートするまでのバーチャルオフシーズンプログラムを承認することに投票した。詳細については追って伝えるとともに、取り組み方に関する内容は選手ならびに代理人との電話会議を設定するつもりだ」と述べた。
このオフシーズンプログラム実施中にチーム施設の営業が再開されなかった場合、チームには第2案のオプションがある。各チームは義務付けられているベテランミニキャンプをバーチャルベースで実行でき、2時間制限の授業時間と2時間のワークアウトを含むとペリセロは報じている。
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