全体1位指名権をトレードすることはないとベンガルズHCテイラー
2020年04月15日(水) 11:21マイク・ブラウンが所有するシンシナティ・ベンガルズはかつて、ランニングバック(RB)リッキー・ウィリアムス獲得を狙うニューオーリンズ・セインツから申し出のあった9つの指名権のトレード話を蹴ってクオーターバック(QB)アキリ・スミスを指名した。
そのことを踏まえれば、いかなるオファーを受けてもベンガルズが2020年の全体1位指名権(すなわち、ジョー・バロウをドラフトで獲得する権利)を手放すことはないと考えて差し支えないだろう。
ヘッドコーチ(HC)ザック・テイラーは『Dan Patrick Show(ダン・パトリック・ショー)』にてベンガルズがトップピックをトレードする筋書きは目にしていないと現地13日(月)に語った。
「そういうふうには見えていない。今後10年から15年にわたってチームを真に変えることができると信じる選手がいるならば、それを逃すのは難しい」とテイラーHCが述べたと『Cincinnati Enquirer(シンシナティ・エンクワイヤラー)』が伝えている。
1巡目指名権を3つ有しているマイアミ・ドルフィンズなどのチームがベンガルズに断れないようなオファーをするのではないかとの見方はあった。だが、そういったうわさも長くは続かなかった。
現地23日(木)にドラフトが始まれば、ベンガルズがルイジアナ州立大学のクオーターバック(QB)でハイズマン賞の受賞者であるジョー・バロウを指名すると見られている。チームはバロウとバーチャルな面談を制限いっぱいまで、すなわち1週あたり1時間のビデオもしくは電話カンファレンスを3回行う形で実施したと報じられている。
ベンガルズがドラフト前のプロセスで可能な限りバロウについて知ろうと努めているのは明らかだ。
「われわれは彼のことを知るようになった。過去2週間の対話を通じて多くの選手について知った。最大限の時間を使って彼と話した。トップにいる選手については全員、満足している」とテイラーHCは述べた。
バロウは全体1位で指名され、ホームであるオハイオ州のシンシナティに向かうと見られている。テイラーHCは次のように締めくくった。
「われわれが向かっている方向には実に満足できていると考えている。まだ大きな発表ができる構えはないが、ここ3カ月か4カ月くらいの課題はこなしたと思うし、出ているすべての選手を吟味し、自分たちの向かっている方向については非常に満足している」
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