クオーターバック（QB）ジェイミス・ウィンストンが次のホームを見つけるまで1カ月以上を要した。

ウィンストンがニューオーリンズ・セインツと契約する見込みだと報じられてから2日、現地28日（水）にセインツがウィンストンと1年契約を締結したと発表。

ウィンストンは今オフシーズンにタンパベイ・バッカニアーズ入りしたトム・ブレイディと入れ替わりでバッカニアーズを離脱したが、同じNFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）南地区のライバルチームであるセインツに加わり、エースQBドリュー・ブリーズのバックアップを務める。

つまり、2020年シーズンのNFC南地区はブリーズ、ブレイディ、ウィンストン、テディ・ブリッジウォーター、マット・ライアンを中心に激闘が繰り広げられることになる。

ブリッジウォーターは昨季、負傷したブリーズの代役として活躍したものの、先発の座を得るべくカロライナ・パンサーズに移籍。代わりに今度はウィンストンがその役目を担うことになる。

さらに、クオーターバックルームにはテイサム・ヒルの名前もあり、先ごろ、ヘッドコーチを務めるショーン・ペイトンはヒルが2番手QBだと明言していたことから、このあたりの動きにも注目していく必要があるだろう。

1シーズンで5,000ヤード以上を投げたクオーターバックは史上8人しかおらず、そのうちの2人を擁することになったセインツ。すでにレジェンドと呼ばれるブリーズに加えて、ウィンストンは昨年に唯一、5,000ヤードを突破してNFL最多パスヤードを記録している。

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