WRベッカムは“長期的なメンバー”だとブラウンズGMベリー
2020年04月30日(木) 12:04クリーブランド・ブラウンズがワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムをトレードするかもしれない。1年目にうまくいかなかったという理由で、こんなフレーズが繰り返されてきた。
スーパースター的なプレーと万人を魅了するキャラクターを持つがゆえに、そのうわさはベッカムの今後のキャリアでも続いていくだろう。たとえそれが真実であることを必ずしも本人が望んでいないにしろ、ベッカムは存在しているだけでニュースの発生源となるのだ。
ベッカムのトレードのうわさの最新ラウンドが2020年NFLドラフトの終了と共に勢いを落とす中、現地29日(水)に『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』に出演したブラウンズジェネラルマネジャー(GM)のアンドリュー・ベリーは――たとえ繰り返しだと感じているにしろ――ベッカムに関連する質問に答えながら顔の見えない敵対者を非難した。
「失礼ながら言わせていただければ、実際にこの質問は話題になっているとは思うものの、少なくともわれわれの立場からは、あいまいさは多くない」とベリーGMは述べている。
「われわれがオデルをファンタスティックな選手だと考えていることは最初から明らかだった。彼がフィールドにいて、われわれはより優れたチームになっている。われわれは彼を長期的なメンバーだと見ている。彼がいかに順化し、新しいスタッフに合わせていったかにわれわれはとても満足している。したがって、そのうわさはわれわれにコントロールできないものである一方、われわれ自身は彼をこのオーガナイゼーションの一部に迎えられてうれしく思っている」
ベッカムはブラウンズでの1年目にキャッチ74回、1,035ヤード、タッチダウン4回を記録しながらも、後に複数のけがを抱えながらプレーしていたと明かしている。2019年は信じられないほどの楽観から懸念へ、そして災厄へと移行し、ベッカム(とその良き友人であるWRジャービス・ランドリー)はサイドラインで不満を表す自分たちの姿をカメラに捉えられていた。
ブラウンズはベリーGMとヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーの起用によって、2020年にその混乱を過去のものとしようとしている。これまでのところ、大きな騒ぎを立てずに適切な動きをオフシーズンに行うことで、彼らは良い仕事をしていると言えるだろう。NFLのチームたちがフィールドに戻るまでは、ベッカムをめぐるあらゆるうわさはただのノイズに過ぎない。
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