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47歳のKビナティエリに引退の意思なし

2020年04月30日(木) 10:40

インディアナポリス・コルツのアダム・ビナティエリ【AP Photo/Mark J. Terrill】

アダム・ビナティエリは今もキックしている。少なくとも、自身の25回目のシーズンにして48歳になる2020年シーズンも、NFLでキックしたいと願っている。

フリーエージェント(FA)のキッカー(K)であるビナティエリは現地28日(火)、25シーズン目に戻ってきたいと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロに語っていた。しかしながら、新型コロナウイルス(COVID-19)の流行を受けた隔離策によって、ビナティエリがシーズン終了後に受けたひざの手術からのリハビリは思うように進んでいない。殿堂入りが確実視されるKは、シーズン開幕時に完全回復していることを確信できないようだ。

47歳のKは現在、FAとなっている。過去14年においてビナティエリはインディアナポリス・コルツのKを務めてきた。その間、ビナティエリはフィールドゴール394回中336回成功、エクストラポイント524回中507回成功という成績を収め、プロボウルに選出(2014年)されたほか、オールプロのファーストチームに指名(2014年)された。

NFL 100オールタイムチームのメンバーでもあるビナティエリは、昨シーズンに何度かもう終わりの時を迎えつつあるように見える時があった。2019年は厳しいスタートを切り、最初の2週間でエクストラポイントは5回中2回、フィールドゴールは3回中1回の成功にとどまっている。そこから巻き返したものの、最終的には12試合に出場してキャリア最低にあたるフィールドゴール成功率68%、エクストラポイント成功率78.6%という数字を残している。

一方のコルツも、ひげのKなしで前に進んでいるように見える。コルツは昨シーズンに3チームでプレーしたKチェイス・マクロフリンを今も雇用しており、先週末には元ジョージア大学のKロドリゴ・ブランケンシップとドラフト外FAで契約を交わした。

ビナティエリが来年にどこでキックしているか、もしくはそもそもキックするのかは今のところ分からない。しかし、数カ月の沈黙を経て、NFL史上で最も評判を確立したプレースキッカーの一人にまだ引退の構えがないことははっきりした。

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