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ブレイディなきペイトリオッツを軽視しないとジェッツQBダーノルド

2020年05月07日(木) 09:48

ニューヨーク・ジェッツのサム・ダーノルド【AP Photo/Nick Wass】

ニューヨーク・ジェッツはニューイングランド・ペイトリオッツと同じディビジョンに所属している。つまり、ジェッツのクオーターバック(QB)にはペイトリオッツのQB交代について語る義務があるということだ。

ジェッツは大きな望みとともに2019年シーズンを迎えたものの、シーズンが終わるまで大きな前進を遂げることはなかった。今もチームを構築中のジェッツはスーパーボウル出場の有力候補とは見られていない。たとえそうだとしても、彼らのQBはAFC東地区の支配的なフランチャイズに対する扱いを明確にしなければならない。

トム・ブレイディは行ってしまった。それは事実だが、だからと言ってジェッツの身が安泰となったわけではない。

『New York Daily News(ニューヨーク・デイリー・ニュース)』によれば、ジェッツのQBサム・ダーノルドは現地5日(火)に報道陣に対して「トム・ブレイディのような偉大な選手については、離脱は一大事さ」と語ったという。

「重大ニュースだ。ただ、俺たちにとってはNFLのすべての試合がタフだし、それはどんな選手でも裏付けてくれるだろう。だから、俺たちはたとえ史上最も偉大なプレーヤーたちの一人が――仮に史上最高に偉大なたった一人のプレーヤーでないにしろ――がそのチームを離れたとしても、誰に対しても前より軽んじるようなことはない。彼らを少しでも軽んじるようなつもりはないね」

それは賢明な判断だ。QBがいなくなったとしても、ペイトリオッツは今もこの競技上で最も優れたコーチによって導かれるチームなのだ。ペイトリオッツの成功においてブレイディが果たしていた役割はとてつもなく大きいが、TB12がペイトリオッツにとってどれほど重要だったかはいずれ数週間にわたって見えてくるだろう。ジャレット・スティッドハムがマット・カッセルのようなシーズンを送るのか、それともジャコビー・ブリセットやジミー・ガロポロの成功を再現できるのか。いずれにせよジェッツが気をもむ必要があるのは12番ではなく、4番の選手だ。

「俺たちにはフットボールの試合で勝てるメンバーが確かにいる。でも、毎年見ているように、大事なのはすべてをまとめること。今はまだ先が長い。まだ終わっていないミーティングがたくさんある。まだプレーブックを勉強している選手も何人かいる。だから、まだまだ先は長いし、たくさんの練習をこなさなきゃならない」とダーノルドは言う。

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受けた移動と交流の制限により、このオフシーズンはかじ取りの難しいものとなっている。ジェッツは幸運にもコーチ陣に変更がなく、先発QBも以前と同じダーノルドだ。

ダーノルドがシーズンを通してまとめ上げることができれば、ジェッツはペイトリオッツから1勝か2勝をもぎ取ることができるだろう。だが、ダーノルドの言葉通り、その前には長い道のりが控えている。

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