適切な場所でならバックアップの役割も受け入れるQBニュートン
2020年05月08日(金) 08:55これまでとは違った“ノーマル”に全員が合わせつつある今、クオーターバック(QB)キャム・ニュートンは新たなホームでの先発出場というカードは自分の手元に――少なくとも今すぐには――ないことを理解し始めている。
カレンダーが5月に変わってもニュートンはまだ適切な着陸地点を見つけられないでいる。たっぷりと考える時間のあったニュートンは、雇用主を探す最良の道はバックアップの役割を受け入れることである可能性を把握しつつあるようだ。
それが正しい場所でならば、ニュートンはその役割を受け入れる姿勢だと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に伝えた。
ラポポートが伝えた内容は、これまでどこであれ先発出場の十分な見込みのあるチームと契約することを希望するという態度を貫いてきたニュートン陣営に起こったコミュニケーション上の大きな変化だと言える。問題は、先発の座にそれだけの空きがあるのは1チームのみであるということ、そして、そのチームであるニューイングランド・ペイトリオッツがフリーエージェンシーとドラフトの双方でQB獲得に対して消極的な姿勢を見せており、QBジャレット・スティッドハムとブライアン・ホイヤーの2人で事態を前に進めていたことだ。
もちろん、ニュートンがヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックのチームで何ができるかは実に興味深いところだ。しかし、それを見るにはニュートンがバックアップの役割を担うことを承諾しなければならないだろう。
バックアップとしての役割はいくつか面白い可能性につながる。ピッツバーグ・スティーラーズのジェネラルマネジャー(GM)であるケビン・コルバートは先日、チームはメイソン・ルドルフというバックアップに満足していると話していた。だが、そこにニュートンが加入すれば、ベン・ロスリスバーガーが再び負傷した際に合理的なオプションがあることになる。
ジャクソンビル・ジャガーズはどうだろうか? ランニングバック(RB)レナード・フォーネットが先月にニュートン獲得を推していた。
こういったことに考えを巡らせることは可能だが、大きな違いはニュートン自身が直近の未来についてオープンに考えていることだろう。こういったアプローチに財政面がかみあえば、そう遠くないうちにニュートンの新たな行先を目にすることになりそうだ。
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