セーフティ（S）ジャマール・アダムスは長期契約を望んでいる。ニューヨーク・ジェッツもそれをアダムスに与えたがっている。そして、ダラス・カウボーイズファンはアダムスがダラスにやってくることを願っている。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは現地25日（月）、いずれの動きもオールプロのSに直近で起こる見込みはないと報じた。

「ジェッツは長期契約を望んでいるが、今のNFLで他のすべてのチームが基本的に置かれている状況、すなわちすべてがプラン通りに進むようにし、長期的な契約延長を掘り下げる前にシーズンがスケジュール通りにスタートすることを確実にするための状況にある」とラポポートは“NFL NOW（NFLナウ）”で語っている。

「もちろん、ジャマール・アダムスも長期契約を望んでいる。そうしない者がいるだろうか？　ただ、それが起こるような気配ではない」

2度のプロボウラーであるアダムスがカウボーイズにトレードされるとうわさされる中、ラポポートはカウボーイズにはその道を追い求める前に解決すべき問題があると指摘する。

「私の見方では、カウボーイズの視点からも本当に何もない。何より、彼らはまずダック・プレスコットを最初にケアしなければならない。彼らがダックの前に他の選手と大型契約を結ぶことはないだろう。そういうことは起こらない」

ラポポートはカウボーイズが夏にアダムスを追いかける可能性を否定していない。すなわち、プレスコットと契約を延長する期限である現地7月15日（水）以降の話だ。もちろん、ジェッツがそれまでに24歳のスターディフェンシブバック（DB）と契約を延長するかもしれない。ラポポートは両サイドが行き詰っているとの報道は正確ではなく、再交渉の道はまだ存在すると述べている。

「彼らはまだどこにも行きついていない」とラポポートは話した。

不確かな時期であるがゆえの状況ということなのだろう。

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