ロサンゼルス・ラムズのコーナーバック（CB）ジャレン・ラムジーは長期契約の締結を待ちつつ、契約最終年を迎える。

しかしながら、ラムジーは契約成立に懸念を抱いておらず、夏に合意がまとめられなくてもホールドアウトの計画がないことを現地26日（火）に報道陣に匂わせていた。

「ラムズは俺の立ち位置を知っているし、結局大事なのはそこだ」とラムジーは『NFL Network（NFLネットワーク）』のスティーブ・ワイチに語った。

「そのうち対処される。彼らは俺の代理人と連絡を取っているんだ。足並みはそろっている。彼らはどうなっているのか把握している。俺もそれを把握している。彼らに進めてもらうつもりだ。そのことで心配しようがないからな。俺は自分にコントロールできることをコントロールする。彼らが俺をトレードしたとき、誰もがどんな状況だったのかを知っていた。そんなに話す必要がないんだ。うまく対処されるだろう。ビジネス面は彼らに任せる。俺はフットボールに集中さ」

2019年シーズン中にジャクソンビル・ジャガーズから2つの1巡目指名権と引き換えでトレードされたラムジー。チームに大きな影響力を持っており、新契約が結ばれなくてもキャンプに参加するプランは話し合いにおけるラムジーの有利な立場を物語っている。新CBA（団体労働協約）がホールドアウトを禁じていることも、義務付けられているトレーニングをスキップすることをさらに難しくしている。

昨年、契約延長を求めるラムジーは現金輸送用のトラックでジャガーズのトレーニングキャンプに現れた。しかし、その希望はかなわなかった。最終的にラムジーはデュバルを離れ、トレードでロサンゼルスに向かうという道を切り開いたのだ。

ラムジーはルーキー契約の5年目で1,370万3,000ドル（約14億7,300万円）を受け取ることになっている。

その力とNFLのトップCBの一人であることを考えれば、26歳のラムジーはこのポジションの最高額を提示されるはずだ。マイアミ・ドルフィンズはCBバイロン・ジョーンズと5年8,250万ドル（約88億7,200万円）、年平均1,650万ドル（約17億7,400万円）、5,437万5,000ドル（約58億4,600万円）保証の契約を結んだ。ラムジーはこれらの数字を超え、年平均2,000万ドル（約21億5,000万円）に近い数字を達成することを期待してしかるべきだろう。

ワイチによれば、ショーン・マクベイヘッドコーチ（HC）はラムズとラムジーの代理人について「多くの対話が行われている。彼の獲得に関する見通しとしては、彼は長い間ラムズの一員であるということだ。われわれはこれが短期間のものではないという希望をもって彼の獲得に動いた」と話したという。

【A】