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セインツDEスペンスがACL断裂でリザーブ/NFIリストに

2020年05月27日(水) 10:35

ノア・スペンス【AP Photo/Julio Cortez】

ディフェンシブエンド(DE)ノア・スペンスのフットボールにおける紆余(うよ)曲折の旅路にあらたなきついカーブが現れた。

ニューオーリンズ・セインツが自主練習中にACL(膝前十時靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂を喫したスペンスを現地26日(火)にリザーブ/非フットボール負傷者リストに加えたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えている。

セインツは空いたロースタースポットを埋めるべくラインバッカー(LB)アンソニー・チキロと契約したとラポポートはつけ加えた。

新型コロナウイルスの影響から各チームがフィールド上の、もしくは直接対面での活動を禁じられている中、スペンスは独自にトレーニングキャンプに向けて準備している途中で負傷している。

スペンスのフットボールキャリアはオハイオ州立大学の5つ星選手だったときに一旦中断され、ドラッグテストに複数回引っかかってビッグ・テン・カンファレンスでのプレーを禁じられたのを受けてイースタンケンタッキー大学に移っている。2016年にタンパベイ・バッカニアーズから2巡目指名を受け、2019年はワシントン・レッドスキンズで1シーズンを送った。この間にスペンスはフィールド上で成功を収めたが、同じくらいけがやフィールド外の問題に苦戦した。

NFLにたどり着いてからはフィールド外のトラブルを遠ざけていたスペンスだが、プレーの方は安定しなかった。スペンスは2016年11月に月間守備新人賞を受けながらも、2019年にはバッカニアーズからカットされている。レッドスキンズと契約したスペンスだが、2カ月で7試合に出場してサック1回を記録した後に11月にこのチームからも放出。ディフェンシブライン(DL)に複数の負傷者が出ていたセインツが2019年の終盤にスペンスと契約し、3月に再契約を結んでいた。

そんなスペンスの2020年シーズンはACL断裂によって始まる前に終わってしまった。26歳のスペンスにはこれからもプレーできる時間がある。ただし、ひざの重傷を負ったスペンスを今後も雇用するチームがあればの話だ。

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