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パッカーズが社会正義と人種の平等性のために2,700万円を寄付

2020年06月05日(金) 13:34

グリーンベイ・パッカーズ【Ric Tapia via AP】

グリーンベイ・パッカーズは現地4日(木)、ジョージ・フロイドさんやブレオナ・テイラーさん、アマード・アーベリーさんの死につながった横行する警察官の暴行と構造的な人種差別に関する声明を発行した。

この声明の中で、チームは財政的な面から違いを生み出すことを約束している。

パッカーズは人種差別や警察官の暴行、抑圧、不公正への関心を高めようという強い願いを支持し、選手と協調して“社会正義と人種的な平等性をサポートしようというウィスコンシン州の目標”に25万ドル(約2,700万円)を寄付すると発表した。パッカーズ社長兼CEOのマーク・マーフィーとローリー夫人もウィスコンシン州の社会的正義のためのグループに25万ドルを寄付する。

「パッカーズのコミュニティーはジョージ・フロイドさん、ブレオナ・テイラーさん、アマード・アルビーさんをはじめとする大勢の方々が殺害されたことで恐怖に襲われている。彼らの愛する人たちにとって、その死は被害者が白人だったとしたらきっと生きていただろうという事実によって悲しみは苦しいほどにいや増す。その苦しみは私には想像できないほどだ」とマーフィーは声明で述べた。

「われわれはこの国にずっと存在してきた制度的な人種差別を非難する。われわれは声を挙げて不公正に抗議し、変化を求める人々を支持する」

「われわれは自分たちが多かれ少なかれ、それを知ってか知らずかを問わず、何らかの方法で不公正を助長していることに対し責任を持たなくてはならない。そして、ブラック・ライブズ・マター運動からこの最も重要なフォーカスを取り去ることなく、われわれは今の時期に、ジェンダーやジェンダーアイデンティティ、セクシュアリティ、宗教、民族性、そして身体および知的な能力などが違う人々への差別における自分たち自身の役割を分析することもできる。私はこれらの問題において自分自身を教育し続けるし、より多くの時間を有言実行のために費やす」

パッカーズはこの以前にチームの多くの選手たちが登場する動画を公開している。

「もういいかげんにしよう。今こそ変わるときだ」

マーフィーは声明の中で「私の将来への希望は、うちの選手を含め、アメリカの若者から来ている」とも述べていた。

「選手の何人かを訪ねる機会があり、彼らの経験について話を聞いた。彼らはこの問題についてエモーショナルで、情熱を持っている。彼らは自分たちのプラットフォームを用いて人種差別や警察の暴行、抑圧、不公正への関心を高め、変化に作用を与えたいと思っている。この強力なコミットメントは今日の動画にも表れている」

「寄付は役立つだろう。しかし、われわれは自分自身を教育し続け、ソーシャルメディア上で自分たちが宣言したことに合致するような人生を送らなければならない。その目標を達成するため、私はベストを尽くす」

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