完全なHOFセレモニーを予定、非常時対応策も用意とCEOベイカー
2020年06月11日(木) 23:22NFLシーズン全体と同様に、プロフットボールの殿堂もホール・オブ・フェイム・ゲームとセレモニーを予定通り開催するための計画を進めている。
プロフットボールの殿堂の社長兼CEOであるデイビッド・ベイカーは現地10日(水)、“Good Morning Football(グッド・モーニング・フットボール)”に出演し、計画に変更があり、試合(現地8月6日)や受賞式典(現地8月8日)が開催できない場合に備えて、いくつかの対応策を用意していると話した。
「われわれの現時点の計画では完全なセレモニーを行うつもりでいる。これまでと同じように」とベイカーは語っている。「だが、数週間の延期から来年の開催まで見越した5つの非常時対応策も立てている。それらの経済的な分析を17近いパートナー――『NFL Network(NFLネットワーク)』、『ESPN』、『NBC』を含む――と一緒に進めなければならなかった。試合と同じように、われわれにもゲームプランがある。前進するための準備を整えている。だがオーディブルをコールして、万が一の事態に対応できる準備もできている」
プロフットボールの殿堂は3カ月間、その歴史上初めて閉鎖された後、水曜日に営業を再開したばかりだ。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックには未知な部分が多い中、将来について確実なことは何も言えないとベイカーは述べた。
「いろいろなことが決まった時、確か3月11日の水曜日の夜に――NCAA(全米大学体育協会)が“March Madness(マーチ・マッドネス)”を中止し、NASCAR(全米自動車競争協会)がシリーズをとりやめ、MLBのスプリング・トレーニングが中止になり、NBAもシーズンを中断した。ピッツバーグ・スティーラーズとダラス・カウボーイズが対戦するホール・オブ・フェイム・ゲームのチケットは、結果的にその約36時間後の金曜日の朝9時に発売が開始された。あの状況で少し心配だったが、なんと22分で完売したことに私は大いに励まされた。授賞式典もほぼ完売だ。だからチケットを売りさばく心配をしなくていいのはありがたいが、後はどうなるかだ。30日後には今より事態を把握できているかもしれないから、皆、ホール・オブ・フェイム・ゲームだけでなくシーズン全体のために祈っている。30日前よりも今の方がよく分かっているのは確かだ。どうなろうとも、われわれは対処できる」
スティーラーズとカウボーイズは東部時間8月6日20時にプレシーズンのホール・オブ・フェイム・ゲームで対戦する予定となっている。
現地8月8日(土)の授賞式ではセーフティ(S)スティーブ・アトウォーター、ワイドレシーバー(WR)アイザック・ブルース、オフェンシブラインマン(OL)スティーブ・ハッチンソン、ランニングバック(RB)エジェリン・ジェームズ、Sトロイ・ポラマルの近代選手5人、スティーラーズ元ヘッドコーチ(HC)ビル・カウアー、カウボーイズ元HCジミー・ジョンソンのコーチ2人、『NFL Films(NFLフィルムズ)』元社長のスティーブ・サボル、元コミッショナーのポール・タグリアブー、元ジェネラルマネジャー(GM)ジョージ・ヤングの貢献者3人が殿堂の一員となる予定だ。
現地9月18日(金)に開催される別のセレモニーでは、一生に一度のNFLの100周年を記念して行われるセンテニアルセレブレーション(百年祭)の一環として次のシニア10人が殿堂に迎え入れられることになっている。
WRハロルド・カーマイケル
オフェンシブタックル(OT)ジム・コバート
Sボビー・ディロン
Sクリフ・ハリス
OTウィンストン・ヒル
ディフェンシブタックル(DT)アレックス・カラス
Sドニー・シェル
OTデューク・スレーター
エンド(E)マック・スピーディー
ディフェンシブエンド(DE)/ラインバッカー(LB)エド・スプリンクル
【R】