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QBハスキンズのポテンシャルが2年目も楽しみとWRマクローリン

2020年06月12日(金) 16:17


ワシントン・レッドスキンズのドゥエイン・ハスキンズ【AP Photo/Bruce Kluckhohn】

ワシントン・レッドスキンズのクオーターバック(QB)ドウェイン・ハスキンズがベンチで過ごした時間は、ルーキーシーズンに入ってからひと月もなかった。

連敗が続いた第4週で彼を突然起用したことは、当然さえない結果に終わる。だがヘッドコーチ(HC)が解雇され、チームはやがて2019年をこの若いシグナルコーラーにとって学びの年にすることを決めると、ハスキンズは改善の兆しを見せるようになった。慣れたパス相手がいたのも悪くなかったようだ。

レッドスキンズの2019年最終戦から数カ月の間で、ハスキンズは2シーズン目の開始までにできる限りの改善をしようと集中してきた。それは彼の絞られた体形にあらわれている。身長193cmのQBはこれまで104kgを超えていたが、今は100kgをきっている。

現地10日(水)、「体に悪いものをいろいろとやめたんだ」とハスキンズは説明している。「今はとてもいい感じだよ、かなり痩せた。今シーズンのトレーニング前は103kgくらいあったのが今は99kgだよ。レッドスキンズにくる前なんて107kgくらいはあったからね。とにかく体重を落とすことに集中したんだ」

ハスキンズのチームメイトであり、かつてオハイオ州立大学でともにスター選手として活躍したワイドレシーバー(WR)のテリー・マクローリンはDMV(ワシントンD.C.、メリーランド州、バージニア州の地域)での2人の明るい未来を展望している。

「彼はかなりいい感じに仕上がっている」とマクローリンは木曜日にチームの公式サイトで話している。「俺も彼の努力をうれしく思うよ」

順調なシーズン(あるいはそれ以上)に向けての次のステップは練習フィールドで行われ、そこでマクローリンはまずドリル練習とルートランニングで彼のQBを安心させようと考えているようだ。プロ選手としての大きな一歩をすでに踏み出しているマクローリンにはそれが可能だ。彼はルーキーシーズン、キャッチ58回で919ヤードを稼ぎ、タッチダウンを7回決めるという成功を収めた。少しばかりの威厳を手に入れたわけだ。

マクローリンは自分が対戦相手にとって一番のターゲットになることを想定したオフェンス陣に戻り、さらにその中で役割の幅を広げることを求められるかもしれない。あらゆる面で自分をより良くするためにオフシーズンの大半を費やしたハスキンズの練習に付き合いながらも、マクローリンはそれをやってのけるだろう。

「俺はただ自分のことに専念したいだけで、それはフィールド上でもフィールド外でも同じだ」とマクローリンは語った。「俺にもそういう時期がなかったわけじゃないけど、もうすぐ23になる。まだ若いしこれからも成長していく。未熟だとか、なにかが足りないと言われた時には、変わってやるっていつも思ったよ。言われたことが本当かどうかは関係ない。すべて自分のためにやる必要があるんだ。このオフシーズンは体を鍛えることもプレーの勉強の仕方も、やることすべてに自らプレッシャーをかけてきた。そのおかげですごく大きな変化を感じているよ」

ワシントンは若手を中心としたチームだ。そして、昨年カロライナ・パンサーズに解雇されたベテランのHCロン・リベラには、その後も自分が真のヘッドマンであることを証明するチャンスがある。ともに過ごすシーズンがいよいよ来月はじまる。結果はそれからだ。

【R】