“キャプテンチェックダウン”にはならないとビルズQBアレン
2020年06月12日(金) 22:17バッファロー・ビルズのクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンは大胆なパスを好むメンタリティを捨てるつもりはないようだ。
現地11日(木)、アレンは『ESPN』のマルセル・ルイ・ジャックに対し、「俺は“キャプテンチェックダウン”にはならない」と話している。「俺は自分が一番好きな形でプレーし続ける」
誰もアレンをチェックダウン王と間違えたりはしない。彼は過去2年間で880回のアテンプト中わずか20回しかチェックダウンを投げていないという分析結果を『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』は出している。2.3%というアレンのチェックダウン率は調査の対象となったQBの中で最も低い。アレンは特に第3ダウンでプレーを諦めようとしないことも分かっている。アレンは第3ダウンの245回のアテンプト中、たった1回しかチェックダウンを投げていない(チェックダウン率0.4%)。
アレンにとっての目標はそのアグレッシブな性格とスマートなプレーのバランスを取ることだ。例えば2人にカバーされているフルバック(FB)に対してなど、無理やりダウンフィールドにパスを通そうとせず、チェックダウンを選ぶことは必ずしも悪いことではない。
パスの成功率を上げなければならないことについてはアレンも認めている。3年目のプロはうまくなるために今オフシーズン、トム・ブレイディ、ドリュー・ブリーズ、ラッセル・ウィルソン、アーロン・ロジャースらQBのビデオを見ている。
「ゲーム終盤になると彼らは無理なプレーをしない」とアレンは『NFL Network(NFLネットワーク)』のキンバーリー・ジョーンズに話している。落ち着いて流れを待っていればいいところを自分はいつも“熱心”にプレーしすぎたとも、アレンはつけ加えた。
ワイドレシーバー(WR)ステフォン・ディッグスの加入によりアレンのレシーバー部隊は3人――WRジョン・ブラウンとWRコール・ビーズリーと合わせて――となり、全員がスクリメージラインからのセパレーションを生み出せる。このワイドアウトたちによってアレンはプレーしやすくなるだろう。チェックダウンばかりになる必要はないが、今シーズンのアレンは自分の武器を活かし、仲間にも仕事をさせるためにゲームを的確に読まなければならない。
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